道頓堀ガールズシアターも7週目「箱の中には時がある」です。

9/15(土)、9/16(日)の2日間行きました。

 

 

ずばり、この作品の要は付喪神(つくもがみ)だったと思います。

 

戦争のために恋人に結婚の意思を伝えられず、箱の中に手紙と指輪を残したまま戦地に向かった主はそのまま二度と故郷に帰ることはなかった。箱は恋人に渡されることなく100年が経過し付喪神となり、現代の少女たちを1918年の大正時代にタイムスリップさせた。この箱に宿った付喪神という難しい役どころを上手く伝えて、亡くなった主の気持ちを観客に感情移入させることができるかが作品の出来に直接関わってくるところでした。

 

付喪神役の和ほのかさんは、何度も舞台経験がある女優さんですが、彼女でさえも稽古中も上手くできなくて相当悩んでいたようでしたが、本番ではセルフがなくほぼ表情だけで演じる前半部分と、最後に手紙を読む長い独白シーンと重要な場面を見事に演じていました。

 

(お写真お借りしました)

 

僕自身も観劇した二回ともラストで感動して涙をこらえるのが必死でしたが、結局暗転するところで涙を拭うことになりました。

 

「箱の中に時がある」はハニカミでも最近の作品になりますが、一般の観劇に耐えうる作品を作ってくれるのは嬉しい限りです。これも演じる少女たちが何度も出演することにより演技力が向上し、より複雑な深い作品もできるようになったからだと思います。ですのでこれからもハニカミという貴重な経験ができる現場を継続していって欲しいなと思いました。

 

おしまい