今回は宮下あきらの「男塾」シリーズの紹介です。
こちらは男塾連載終了後に発売されたガイドブック。
後述する「天よりも高く」連載時に発売されたもの。
星矢やリンかけ、ブラックエンジェルズの時に紹介したガイド本シリーズの一冊である。
まあ・・・男塾は一時期「男塾」バブルとでもいう様な派生作品を生みまくってたので「魁!!」のガイドでしかないが・・・・(´・ω・`)
まずは記念すべき第一作目である「魁!!男塾」(全34巻)。
週刊少年ジャンプに連載。
作者によると幕末の吉田松陰の「松家村塾」のように次代を担う人材の育成を目的とした「育成機関」としての意味を持たせ(この件は作中でも塾長が言及)、本来ならば卒業後の活躍までをセットとしたかったようだが・・・・まあ、ジャンプだしな!仕方ない!!
「伝説の男」江田島平八を塾長とした「男塾」は教育委員会をはじめとし、問題視されてきたが今尚、存続しているのは塾長の人脈と人柄によるものである。
それはさておき、まるで現代の教育機関とは思えないようなトンチキな授業が横行し、「男塾名物」なる「儀式(違 」まで存在する傍から見れば「奇怪」な私塾であった。
そこには「男」を磨くことにのみ特化した教育方針により次代を担う「男達」を育成するのが目的である。
物語は謎多き男「剣桃太郎」が入塾するところから始まる。
米海軍、関東豪学連、上級生との「死闘」という交流を経て、天兆五輪大武会への出場とまるでジャンプのバトル漫画のような試練を乗り越え、塾長が宇宙へ連れ去られたり様々な「課題」を乗り越え、「卒業」を迎えるまでの壮大な物語である。
・・・・・合ってるよな?
週刊プレイボーイに連載された「天(そら)より高く」(全27巻)
一見男塾とは関係ないようだが・・・・・?
魔界の大魔王の息子「ソラ」は兄の「ヨミ」と大魔王の後継者の座をかけて争う事になった。
後継者の条件として出されたのは・・・・「大和撫子」を見つけてこい!というものだった・・・・(;´・ω・)
かくして人間界にやって来たソラ。その持ち前の人の良さもあり、様々な騒動に首を突っ込んでいくうち、ある大物に目を付けられる・・・・・「江田島平八」である。
本作は塾長の登場を機に、男塾の塾生たちのその後が語られ、登場する。
桃は内閣総理大臣となり、富樫は塾長の側近、虎丸は金融業のトップ、伊達は極道の頂点、Jは米軍第七艦隊司令官、邪鬼は内閣官房長官etc.といった具合である。
死んだ奴も普通に出てくるが細かい事は気にしてはいけない!
男塾本編で描けなかった男塾を羽ばたいた男たちの活躍が見れる傑作漫画である!
桃太郎の息子、獅子丸を主人公とした新シリーズ。
スーパージャンプに連載された。「暁!!男塾」(全23巻)
次世代の塾生たちによる新たなる男塾の物語。
さすがに前作は登場キャラが多かった事もあり、今回は絞ってきたw
最終エピソードで塾長の実の息子が登場するというとんでもない展開を迎えたが・・・・
以降のシリーズでは華麗にスルーされている。(忘れられた?)
オースーパージャンプに連載された「天下無双 江田島平八伝」
塾長の誕生から青春時代、太平洋戦争から終戦までの破天荒な人生を描く。
「男塾」の教官や塾生の親世代との交流や王大人との出会いが描かれる。
塾長の「伝説」がいかにして生まれたかが良く解る作品。
宮下あきらの初期作品「私立極道高校」の続編。
週刊ゴラクに連載された「私立極道(きわめみち)高校2011」。
真の極道の養成機関として設立されたのだが・・・・・男塾と合併されたw
※極道高校の「男」を見極めるべく、男塾のOBと対決する終盤が見もの。
宇宙からの「敵」に対抗すべく、江田島は「男塾OB」を召集!
週刊ゴラクに連載された「極!!男塾」
「魁組」「暁組」「極組」とチーム分けをし、宇宙へと飛び出す!!
・・・・・さすがにやり過ぎたのか現時点では最終作となっているw(時系列的に)
男塾、極道高校2011キャラの他、「ボギー・ザ・グレイト」「瑪羅門の家族」「世紀末獏狼伝サガ」等、宮下あきら作品の主人公達も登場。
気を取り直してw
週刊ゴラク連載「真!!男塾」。
「天下無双」の続編にあたり、平八が「男塾」を開塾する、初代塾生たちの物語。
禿げた理由も語られる。
諸問題により、連載中止になり、長らく封印されていた「私立極道高校」の復活版。
男塾とは直接の繋がりはないものの関連作として紹介。
連載自体が打ち切りなので未完。本書は未単行本化部分も掲載しているが、「封印」の原因となった個所は修正されている。
・・・・・極虎一家も再販して欲しかったわ・・・・
以降は別作家によるスピンオフ作品群である。
紅!!女塾
性別反転作品(ありがち。)
塾長は男であるw
異世界転移物。
男塾の世界に紛れ込んだ主人公の運命はw
以下は「魁!!男塾」の人気キャラクターの過去に迫る外伝。
Jは1巻となっているが、物語としては完結しており、続刊は無い。
※描かれてもいない。
過去話と思いきや、並行世界の物語だったことが明らかになる本作。
伊達VS伊達が見れるのは本作だけ!
最後に・・・・
作中登場する架空の書物を紹介w
書き下ろし漫画も収録の必携の一冊!!
男塾の魅力は熱い男達のぶつかり合いと人間味あふれた行き当たりばったり感。(ライブ感覚ともいう)
先の事なぞ考えないその姿勢と勢いが素晴らしい。
そして塾長と桃の「無敵感」も魅力。
ほとぼりが冷めた頃にしれっと帰ってきて欲しいシリーズである!!
※スピンオフはもういいかな・・・・・
宮下あきらの新作が読みたいのだッ!!
今回はここまでッ!
次回は・・・・
「ウルトラマン」漫画コレクション。