今回は平松伸二コレクション・・・といきたいのですが、所持している作品に偏りがあるのでこのようなタイトルにw

 

 

まずはすべての始まり。

週刊少年ジャンプに連載されていた「ブラックエンジェルズ」。

序盤は許せぬ悪を「自発的に」始末する、依頼料を受け取らない「必殺現代版」的エピソードが続く。

やがて「黒い天使たち」にはそれぞれの宿命があってこの道を歩んでいることが語られ・・・

「切人」なる存在の出現から始まる「戦い」へと変化していく。

やがて、天変地異により荒廃した土地で「白い天使」と名乗る超能力者達との戦いが・・・・

と、実にジャンプらしいインフレバトルへと突入していくのだった。

主人公の雪藤は今と変わらずストイックなキャラだが・・・・

相棒である松田は登場時は「刑事ドラマに憧れる新米刑事」で正義感が空回りしてる未熟な男だったが・・・「黒い天使」としての宿命を背負ってからは雪藤に足りないパワーを補う良き相棒として活躍する。途中で死亡し、荒廃した世界以降は霊魂として刑事時代の同期である「牙亮」にその力を宿したりしてたのだが・・・・(;´・ω・)

最終回では雪藤も「空」となっていたので・・・・(;´・ω・)

これ1作ならば完璧な終末だったと思う。

普通に面白いです。予想外の展開とかもあり、ラスボスとか普通のマンガじゃああいう人選にはならんだろうし。

当時は夢中になって読んだ作品である。

 

 

スーパージャンプで連載された「マーダーライセンス牙」。

忍びの家系で一度主君と選んだ相手には忠義を尽くす家系。

現職総理大臣稲垣に仕える「牙」は実は稲垣の実の息子だった。

母が忍びの者で一族の掟に従い、父である稲垣を主君とし、日本の為にその忍びの腕を振るう。総理直属の「殺しのライセンス」を持つエージェントとして、また女装し、秘書兼ボディーガードとして稲垣の指示のもと日本に仇成す者たちと戦う。

 

 

前後編の読み切りとしてスーパージャンプに掲載され、好評を博し連載となった。

牙と雪藤の出会いと共闘から始まる。

スタンスの違いから時には対立する事もありつつ、お互いの立場を理解しており、それぞれの道を行く・・・・・のだが、突如、松田が登場w

雪藤でもびっくりする程に読者も驚いたw

そして・・・・今の松田になってたw

 

 

週刊ゴラクに連載。

仏の道を説きながらも許せぬ悪を裁く「外道坊」。

ある意味、最も完成された存在とも言えると思うのは自分だけだろうか?

 

 

そして・・・・牙が登場。

当然のように雪藤が姿を現し、三者三様の在り方を示す。

 

 

一方、松田はフリーダムに暴れまわっていたw

雪藤や牙も登場する本作だが・・・・

「世界観が違う」という爆弾発言も飛び出しw

「ブラックエンジェルズ」と「マーダーライセンス牙」以降は似て異なる世界という事・・・・なのか?

 

 

もはや「ブラックエンジェルズ」もタイトルから消えて松田の独壇場となっている本作w

全てをねじ伏せる「いんだよ、細けえ事はッ!!」が松田の全てを物語っている快作。

 

現在、「大江戸ブラックエンジェルズ」が連載中。

単行本も5巻まで発売中。(買ってる)

元ネタでもある必殺シリーズ同様、時代劇との親和性も高く、人気連載となっている。

ブラックエンジェルズのキャラたちも江戸に転生(?)して登場しており、表稼業を「浮世絵師」としているのも面白い。

 

 

ブラックエンジェルズと牙のガイド本。

昔はこういう本が発売されていて軽く調べたり振り返りたいときに重宝した。

 

最後に関連作として、

 

 

平松伸二の超自伝。

デビューからブラックエンジェルズの頃までを描いている。

帯に偽りなしw

機会があればぜひ読んでみて欲しい一冊である。

 

今回は以上となります。

 

 

次回は・・・・宮下あきらの「男塾」の世界。