タイトルこそスーパーロボット大戦となっていますが、

実はダイナミックプロのマジンガーシリーズの後日譚となっています。

 

 

1998年に講談社のマガジン・ノベル・スペシャルとして全3巻で刊行された本作。

 

ダイナミックプロにおいて「設定」を担当していた団龍彦氏による本作は、アニメ版のマジンガーシリーズ、ゲッターロボ、ゲッターロボGの後日譚にして、闇の帝王との決着を描いた超大作となっています。(大袈裟?)

 

イラストは石川賢氏が担当し、本作のオリジナルマジンガーとしてゴッドマジンガーとデビルマジンガーも登場します。

 

まずは各章のタイトルを。

 

スーパーロボット大戦Ⅰ マジンガーVSゲッター

 

序章 時粒子

第一章 ヒュー狩り

第二章 ゼファ・ジタンヌ

第三章 神聖騎士

第四章 復活

第五章 発現

 

スーパーロボット大戦Ⅱ ゲッターVSゲッター

 

第一章 激突

第二章 来襲

第三章 召喚

第四章 狂戦士

 

スーパーロボット大戦Ⅲ マジンガーVSマジンガー

 

第一章 真相

第二章 アルテミス

第三章 帰還

第四章 死闘

エピローグ

 

 

登場キャラは、

 

兜甲児 彼方より来たりし者。マジンガーZのパイロット

弓さやか 甲児と共にこの世界へ来てしまう。ダイアナンAのパイロット

 

剣鉄也 グレートマジンガーのパイロット

炎ジュン ビューナスAのパイロット

 

流竜馬 ゲッタードラゴンのメインパイロット

神隼人 ゲッターライガーのメインパイロット

車弁慶 ゲッターポセイドンのパイロット

 

巴武蔵 天座アルテミスより産み落とされたゲッターロボのパイロット(コピー)

 

弓弦之助 光子力研究所の所長

ライオネル博士 時粒子の発見者で素粒子研究の世界的権威

 

ティアナ クリーチャーに抵抗する「ゼファ・ジタンヌ」の導師

      ※「ゼファ・ジタンヌ」はエスパー(超能力者)で構成されている。

ユリカ すべての口伝を伝える者

セイラ&サラ 双子の姉妹

ミク 時を操りしもの、甲児をこの世界へ呼んだ

アンジー ゼファ・ジタンヌに憧れる少女

トキ アンジーに懐く少年

 

シャムロック大帝 ドミネーターの王

ギャラハン 神聖騎士。シャムロックと対等に話せる唯一の騎士

ダリアス 神聖騎士団の自称「筆頭騎士」

ザクスン

クガソス

ズーラン

ラングハルト

グライオン

ガムロン 

ルナン 以上、神聖騎士

ゾルダック 最古参の神聖騎士

 

パリアッチョ ギャラハンに仕える道化師

 

※ドミネーターとは真神心母(マシン・ハート・マザー)が棲むという、天座アルテミスより生み出された神聖騎士(ゴーディアン)の総称。ヒュー(人間)からはクリーチャーと呼ばれている。

 

物語はデューク・フリードがフリード星に帰還した後。

ライオネル博士の実験により生じた時空の穴より甲児は未来の世界へと召喚されてしまう。

遥か未来の世界の世界はドミネーターにより支配され、人間はヒューと呼ばれ迫害されていた。口伝により「彼方から来たりし者」として召喚された甲児と巻き込まれたさやかは古代遺跡でマジンガーZを発見、ゼファ・ジタンヌと共にドミネーターに立ち向かう。

しかし、敵として立ち塞がったのは死んだはずのムサシの操縦するゲッター1だった!

という、ある種、異世界転移物の先駆けともいうストーリーが展開する。

 

やがて、ライオネル博士の発明で時を超える術を手に入れ、甲児を救出すべく、グレートマジンガー、ゲッターロボGが駆け付ける。

しかし、神聖騎士のみならず敵は見たこともないゲッターロボ(ゲッター號&真ゲッターロボ)を繰り出してくる。

最強の騎士と謳われたギャラハンと戦うマジンガーZは遂にギャラハンの鎧兜のマスクを破壊する。中から出てきたのはグレンダイザーだった!

 

ギャラハンにより、真相が語られる。

少し未来、ネットワークが発達した社会はネットワークを通じて一気に掌握、人間社会は乗っ取られ人類の文明は滅びてしまったという。

地球の異変に気付いたデューク・フリードの息子、シオン・フリードが駆け付けるも返り討ちに遭い、グレンダイザーは敵の手に落ち、真の黒幕であるギャラハンの体躯となった。

ギャランの正体はミケーネの皇帝、ギャラハン皇帝、つまり「闇の帝王」だった。

 

ギャラハンの従者であるパリアッチョこそ、かつてのあしゅら男爵の真の姿であり、彼はその妄執から兜十蔵博士が設計したものの完成を躊躇ったプロトタイプマジンガーを完成させてしまう。

ギャラハンは過去=現代へと飛び、すべての時間を掌握せんとするが、プロトタイプマジンガー=デビルマジンガーにより滅ぼされてしまう。

デビルマジンガーはパリアッチョにより、Drヘルのクローンが制御していた。

対抗すべく、時粒子の応用で加速した時間の中で、現代に遺されたマジンガーZを兜剣造博士が遺した設計図を基に改造、ゴッドマジンガーが誕生する。

神と悪魔の名を冠したマジンガーによる最後の戦いが始まる!

 

という感じです。

 

ちなみに甲児が未来で使っていたマジンガーZはギャラハンが用意したレプリカです。

ネットワークを掌握した際にまずは邪魔な研究所(光子力研究所や早乙女研究所)を破壊、研究資料や設計図を入手したらしいです。

未来から持ち帰ってるので、最終的にはZとゴッド両方揃ってますw

 

INFINITYも悪くは無かったのですが、やはり当時のファンとしては「闇の帝王」との決着を観たいのですよ・・・・・ええ。

最近はマジンカイザーのみならず、マジンエンペラーGも登場しましたし、そろそろZのリメイクではなく、「先の物語」が見たいと思う今日この頃。

 

 

・・・・・いや、これを映像化してもいいのよ?(無理か)

色々とアレなのでタイトルは変えよう・・・・うん。

 

 

こんな調子で今後も面白いものを紹介したいと思います。

 

ゴッドがカイザーに見えるのは気のせいだ!(禁句)w