N-PROJECTと題して制作されたシリーズ。
ウルトラマンの概念を一新する「ULTRA N-PROJECT」の一環として制作された本作。
児童を対象に雑誌媒体で過去のウルトラシリーズのキャラとの共闘も盛り込まれ、並行宇宙を縦横無尽に駆け巡る「ウルトラマンノア」。
ウルトラシリーズ初の本格SF映画として企画された「ULTRAMAN」。
そしてシリーズ初の連続ドラマとしてハードな世界観で展開され、変身しない主人公(※正確には最終回まで変身しない)を配し、「絆」をテーマに押し出した「ウルトラマンネクサス」。
この媒体の違う3作品、特に映像作品となる2作は対象年齢を上げる事が目標とされた。
作中では「適能者(デュナミスト)」によりウルトラマンネクサスの変身者が代替わりするという設定が盛り込まれ、主人公である孤門一輝は歴代デュナミストである姫矢、燐、凪と交流を重ねたり支えたりし、最終回で孤門がデュナミストとなる事で物語が帰結する。
また、本作における怪獣は「スペースビースト」と呼称され、知性体の持つ「恐怖」の感情を餌とし、動植物の細胞を取り込み怪物化するという性質上、その存在は情報統制によって秘匿され、事件にかかわった人々は記憶操作されていた。
本編終盤で映画「ULTRAMAN」の5年後の物語がウルトラマンネクサス本編であったことが明らかになり、「ULTRAMAN」に登場したウルトラマン・ザ・ネクストとウルトラマンネクサス、そしてウルトラマンノアが同一の存在である事が明らかになった。
残念ながら本作は放送時間帯が土曜朝7:30という事もあり、放送時間帯と番組内容の乖離から視聴率が振るわず、さらに児童層ではなく、もっと上の年齢層を意識した番組作りから関連商品の売り上げ的にも厳しく、番組編成の都合上、次回作の放送期間が2クール分しかなかった事もあり、1クール短縮して次作の「ウルトラマンマックス」を1クール増やすという決断に至った。(※マックスは「原点回帰」を謳っている。)
本商品にはテレビシリーズ「ウルトラマンネクサス」全37話と映画「ULTRAMAN(THE NEXT)」が収録されている。
仕様は、
6枚組DVDセットで、
DISK-1、2、5は各7話収録。
DISK-3、4は各8話収録。
DISK-6に「ULTRAMAN THE NEXT」が収録。
映像方式はNTSCのリージョン1(北米盤)
※再生にはリージョンフリーもしくは対応した機器が必須。
音声は日本語。
字幕は英語でON/OFF可能。
画質はまあまあ。
購入時のお値段は5,800円くらいだったと記憶。
次回は「最強、最速」。