「YUME」再生計画。

数年前に発見されたとされる謎なデータ「YUME」。

コアがエウクランテである事以外、謎に包まれていたが、

若き天才「沖田」により、復元される。

コアはオリジナル同様、エウクランテ・コアを使用。

ボディは、当時、該当する素体が存在しなかった為、開発中であった、バンテージの試作型を使用。

その後、「沖田」をマスターとし、「D」(ドリーマー)のコードネームで呼ばれる事となる。



ここまでは、「沖田」個人が、興味本位で行った為、「研究所」及び、「組織」は係わっていない。


沖田は、「D」のデータ解析を進める内に、ある事に気が付く。

それは、「D」の人格が2つ存在していると言う事。

正確には、2体の神姫のデータから成り立っている存在であると言う事。


この頃、「D」の存在を感知した「組織」は、沖田に「D」の公的(組織の研究としての)研究を命じる。

沖田は、復元や、再生では無く、「再現」するために、「セレン」の開発を進める。

ここまでが、「組織」に残っている、「沖田」の記録。

その後、沖田は死亡が確認されている。

死因については、諸説。(陰謀説、病死説、事故死説・・・)

上司の土方は何か知っているらしいが、黙として語らない。(故に陰謀説があるのだが・・・)

沖田を知る人物の談によると、沖田と土方は実の兄弟の様に親しかったという。

「D」が研究所から姿を消したのもこの頃。

その後、「D」は「NAMELESS」と名乗り、「組織」と敵対していったという・・・


沖田の死後、「セレン」は土方の研究室で、完成する事になる。

その後、土方の研究チームの「斉藤」(女性)が、

「セレン」のバリエーションとして、「スレン」「ミレン」を開発。(斉藤は「カレン」も開発)

「スレン」の開発には、「ペインキラー」の残骸(!)からコアが流用された。

「ミレン」は、「YUME」の名に合った素体として、コア、素体共に、「ヴァローナ」を使用。

斉藤的には、ミレンこそが、「YUME」の名を持つに相応しい神姫と思っているようだ。

(ミレンが「夢子」と名乗るのはこの影響。)



土方は、「ミレン」の完成を以って、「YUME」再生計画を凍結する。

成果が出なかったからである。

「D」の再現である筈の「セレン」ですら、高性能な戦闘用神姫でしかなかったからだ。

「YUME」としての能力を持っているのは「YUME」を復元した「NAMELESS」のみである。


・・・・・・本当にそうであろうか?

 

 

「開かずの間」と呼ばれる研究室に保管されているという謎の素体「女王」。

 

そして存在自体が確認されていない「S-∞」というコードを持つCSC。

※CSCとは神姫の「個性」や「性能」に影響を与えるコアセットチップの事。(3個必要)



さらに公的には記録されてないが、「セレン」には同時開発された「エレン」と呼ばれる姉妹がいるという。

「研究所」には、セレンのみが残されていたが・・・

沖田の亡き今、「エレン」の存在を知るのは、親しかった人物のみ。

何故、「エレン」は「組織」に引き渡されなかったのか?

相変わらず、土方は、無精髭を生やした口元を緩ませている。

「エレン?さあ、知らないなあ?」



そして、「エレン」の存在が確認されるのは、後に「イーダ大戦」と呼ばれる事件での事である。(本当か?)

 

 

 

 

※この記事は2009年11月28日に投稿したものを追記・再構成しました。