第二期ウルトラシリーズ最終作。

 

 

 

 

 

 

ウルトラマンタロウよりもドラマの質を上げる!という名目の元、「骨肉相食む人間ドラマ!」「生きる厳しさと哀しみを鮮烈に謳う」をキャッチコピーに制作。

そして一番の特色はウルトラマンレオが従来のM78星雲「光の国」のウルトラマンではないという点。

レオはマグマ星人によって滅ぼされた獅子座L77星の出身で、地球を第二の故郷としておおとちゲンとして暮らしていたがマグマ星人の戦略により危機に陥ったウルトラセブンを助ける形でレオに変身、変身不能に陥ったセブンに代わり地球防衛の任に就く。

タロウに代わり地球防衛の任に就いたセブンことモロボシ・ダンは防衛チームMACの隊長でもあった。ゲンをMACに入隊させ、自ら鍛え上げる事でレオが他のウルトラマン達と遜色のない活躍ができるようにしていた。(当時の流行だったスポ根物の影響もあったようだ。)

※レオの戦闘スタイルが格闘主体なのは高騰化した制作費の削減も目的。

タロウのファミリー路線およびファンタジーから一転してのドラマ展開で視聴者(低年齢層)離れにより、中盤からは民話シリーズや怪談シリーズ、そしてウルトラ兄弟との共闘等も見られるようになっていった。

また、生き別れの弟、アストラの登場や伝説の超人、ウルトラマンキングも登場している。

製作当時に起きたオイルショックにより、製作費が高騰し、コストカットが急務となり終盤はMACの全滅により防衛隊の消失、円盤生物シリーズに移行し、(円盤生物は一部を除き怪獣よりも低予算で作れる)ドラマも仲間を失ったゲンが同じく家族を失ったトオルと共に美山家に下宿しホームドラマ展開になった。(作風がタロウに近づいた)

余談だがMAC全滅時にダンは行方不明となり、無事な姿を確認できたのはメビウス時であった。(平成セブンはマルチバースの並行世界なので別。)

全体を通してハードな作風のイメージを持つが個々のエピソードは硬軟取り混ぜたものである。本作を持って第二期ウルトラシリーズは幕を閉じることになるが、タロウの視聴率の良さからレオが視聴率的に超えられないだろうという判断と制作費の高騰化から番組当初から一区切りする予定だった。

 

 

仕様は、

6枚組のBlu-rayに全51話を収録。(北米盤)

DISK-1~3までは8話収録、DISK-4~6は9話収録。

音声は日本語。

字幕は英語でON/OFF可能。

映像方式はリージョンAの国コード無し。※通常プレイヤーで再生可能。

画質は良好。※第一期(Q,マン、セブン)よりは劣るが・・・

購入時のお値段は4800円くらいだったと記憶。

 

BOXの背表紙は一枚絵となっており、ウルトラQからレオまでの7BOXで完結。

 

 

第三期ウルトラシリーズ以降は何故かDVD BOXになってしまう・・・・(;´・ω・)

※ニュージェネレーションズ(ゼロ以降やセブンXはBlu-rayなのにな・・・)

 

 

次回は・・・大怪獣バトル。