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瑞龍寺の老師さまから祝辞をいただきました。

老師さまのお師匠さんのお話でした。
いつも「おめでとう!」とおっしゃるお師匠様。病気の方のいる病室でもにこにこ笑顔で「おめでとう!」とおっしゃるそうです。
何がめでたいんだ?と皆ハテナです。
変わったおじいさんだと皆思う。病気なのに何がめでたいんだと。

物事には裏と表があり、病気という辛い現実も違う方向から見れば違う気付きがあるという話でした。健康のありがたさに気づいたり、人の温かさに気がついたり。

瑞雲院の火災も檀信徒の皆様はじめ多くの方にご迷惑をおかけしました。私たち寺庭も受け入れ難い火災という現実を突きつけられ、途方に暮れました。

一方で、わたし達に寄り添い励まし応援してくれる方々がたくさんいらっしゃることに救われました。振り返ってみると、辛いことばかりではありませんでした。

檀信徒の方々、和尚さんたち、ご近所、友達、見知らぬ人でさえがんばってねと声をかけてくださいました。支えられているということを強く感じました。

火災以降、住職は「ありがたい」とよく口にするようになりました。

老大師さまからいただいた言葉を大切に、これからも檀信徒さまのため、瑞雲院のために精進してまいります。