キャブレターが詰まってエンジンが掛からなくなった、ハイガー産業製プレートコンパクターが入庫しました。
分解していくと、お客さんが破いたまま放置したガスケットが残っていました。
そのため預かった当日の引き渡しが出来ない旨お客さんに説明し、残り作業を行うことにしました。
まずはプラグ。
付属工具以外ではロッカーカバーを外さないと外れません。
ロッカーカバーを外してプラグを外し、点火がそれなりに出ていることを確認しました。
ロッカーカバーが外れているので、バルブ隙間の確認をして規定範囲内でした。
ロッカーアームが汚れていたのでオイルも点検してみました。
量は適正ながら、かなり汚くて粘りが無くなっていました（あとでお客さんが自分で交換するそうです）。
起振体のオイルも確認してみました。
劣化は思ったほどではありませんでしたが量が多すぎて地面の締まりが悪くなるため、適量になるまで調整しました。
残ったガスケットを剥離し、新たなガスケットを制作しました。
で、組み立ててみました。
完璧にハマってます。
エンジン調整は駆動ベルトを外して行います。
理由はエンジンをかけていると機械が振動しているからです。
そこでエンジンが止まらないことに気付きました。
色々ギボシを差したり外したりして、ハンドル側のキルスイッチで止まるようにしました。
エンジン調整を終えたらベルトを5mm位のたわみで張ります。
接触面に生のゴム生地が露出しているローエッジベルトなので、スリップを防ぐため強めに張ります。
ただ振動機械なので、ある程度のたわみは必要なため5mmと設定しました。
で、出来ました。
ハイガー以外の機械も修理実績ありますのでお困りでしたら連絡ください。