日曜日。
家から見える、ずっと先の堤防。
その堤の上の道を歩くひとりの姿。
たしかに
あれは彼だ。
おどる気持ちと
不安な気持ちとで足が急ぐ。
やっぱり彼だった。
斜面に腰を下ろし
とりとめのない話をする。
それだけで楽しかった。
彼の髪は
少し茶色で
とてもサラサラだった。
思わず触れそうに………
動物病院の駐車場。
車の中でボ〜と
見るともなしに前を見ていた。
目の前の堤防に
ふと遠い少女時代を
思いおこされたのだった………
高校2年生の
あまずっぱくもなつかしい
二度目の初恋
今日も来てくださって
ありがとうございました