急ぐと焦るは全く違う。
どちらも、より早くやらなければいけない状況ではあるが、
・急いでやる
のと
・焦ってやる
のは違う。
そんなことはみんな知っているとは思うが、
普通に急いでいるつもりでも「焦り」は入ってしまっていることがある。
例えば、飲食店のホールをやっていて、
注文されたビールを注いで運ぼうとするとき、
ビールサーバーからお客さんの距離が遠い時、
注いだビールの泡が消えないように急いで運びたいところだ。
が、焦ってビールをこぼしては意味がない。
やり直しになって余計時間がかかる。
「焦る」のではなく、「急ぐ」のだ。
ただし、「こぼさず運ぶ」ということは守らないといけない。
つまり、
焦るくらいなら泡が消えたほうがいいし
泡が消えたら困るから急いだほうがいいし
急ぐけれどもこぼしてはいけない。
焦る < 泡が消える < 急ぐ < こぼさず運ぶ
ということが言える。
なので、急ぐことは大事だが、焦ってはいけない。
急いでいる行動の中に焦りの要素が入りがちなので、
気をつけないといけない。
冷静に急いでいることを「急ぐ」という。
冷静じゃなく急ぐことを「焦る」という。
冷静に急ぐ。それが一番大事。