はじめに

 

「あんなに頑張って点数稼ぎ?」 「そんなに真面目にやって、何を目指してるの?」

 

職場の中で、自分はただ「目の前の仕事を誠実にこなしたい」だけなのに、周囲からの視線や、ときには心ない陰口が気になって、一歩引いてしまうことはありませんか?

 真面目にやればやるほど、浮いてしまうような気がして、なんだか損をしているような、寂しい気持ちになることもあるかもしれません。

 

でも、安心してください。 仕事を真面目にこなすのは、決して恥ずかしいことでも、誰かに媚びることでもありません。 今日は、私たちが「働く」という時間を通じて、本当は何を手に入れようとしているのか。

その目的を、皆さんと一緒に整理していきたいと思います。

 

「点数稼ぎ」という影に怯えないための二択

 

まず、周囲からの「点数稼ぎ」という言葉が耳に入ったとき、心の中で次の二択を自分に問いかけてみてください。

A:周りの顔色を伺って、無難に「そこそこ」の仕事を選ぶ道 

B:自分の信念に従って、目の前の仕事に「誠実」に向き合う道

Aを選べば、確かに陰口は止むかもしれません。

でも、ご自身の心はどうでしょうか? 「本当はもっと丁寧にやりたいのに」という想いを捨て続けるのは、心の引き出しにずっと不用品を溜め込むようなものです。

 

一方で、Bを選ぶことは、他人の評価という「不確実なもの」を基準にするのではなく、自分自身の「信念」を基準に生きるという選択です。 

真面目に働くのは、点数を稼ぐためではなく、「自分自身が、自分の仕事を好きでいるため」。そう決めてしまうだけで、外からの声は驚くほど気にならなくなりますよ。

 

自分の成長と「会社の理念」をセットで整理する

 

最近では「自己成長のために働く」という考え方が主流になっています。もちろん、それは素晴らしい目標です。

 ただ、そこでもう一つ大切にしたい視点があります。それは、皆さんが今いる場所は「ご自身の会社」ではなく、「会社の理念や目的」がある場所だということです。

 

整理収納で例えるなら、自分の部屋(プライベート)を好きなように整えるのと、共有スペース(会社)を整えるのとは、ルールが少し違いますよね。 

会社という場所で頑張る皆さんの力は、その組織が掲げる「誰を幸せにしたいのか」という理念の方向に向かってこそ、最大限に発揮されます。

 

「自分のため」の成長と、「会社のため(社会のため)」の貢献。 この二つをバラバラに考えるのではなく、「会社の理念を達成するプロセスの中で、自分を磨いていく」という風に重ねて整理してみませんか? 

そうすることで、ご自身の努力はより大きな意味を持ち、揺るぎない自信へと繋がっていきます。

 

本当の「成長」は、最適な選択の先にある

 

では、会社という場所で得られる「本当の自己成長」とは何でしょうか? 

それは、スキルを身につけることだけではありません。

 

私が考える最も尊い成長は、「人のために自分ができることは何か」を常に考え、その瞬間の「最適な選択」を繰り返せるようになることです。

  • 困っている同僚に、どんな声をかけるのがベストか?

  • この業務をどう整理すれば、次に使う人が助かるか?

  • 会社の目的(理念)のために、今私が取るべき行動はどっちか?

仕事とは、こうした細かな「選択」の連続です。 

 

「自分の得」ではなく「誰かのため」を基準に選択できるようになると、仕事の景色はガラリと変わります。 

その姿勢こそが、周囲からの信頼を生み、結果として、誰にもなめられない、凛とした「真面目さ」という強さになっていくのです。

 

おわりに

 

真面目であることは、皆さんの素晴らしい才能です。 誰に何を言われようと、皆さんが誠実に積み重ねてきた時間は、決して裏切りません。

 

「誰かのため」を思って選んだ答えは、いつか必ず、皆さん自身の人生を豊かに彩ってくれます。 今日は、ご自身の「真面目さ」を「最大の長所」だと考えて、パソコンに向かってみてくださいね。

 

皆さんのその誠実な一歩を、私は心から応援しています。

 


「頑張りたい気持ちと、周りの目が気になる気持ちの間で揺れている」「今の職場での自分の役割を再確認したい」……そんな方は、心の整理から始めてみませんか?

 

0%勇気の決断力-二択の繰り返しで驚くほど人生が軽くなる方法』では、周囲の雑音に惑わされず、自分にとって、そして周りにとって「最善の選択」をするための具体的なステップを解説しています。自分らしく、誠実に生きたい皆さんの背中を力強く押します。