少しご無沙汰をしてしまいました…。
毎日、元気に稽古しています!
この間、ちょっと早く稽古場に着いたので、近くにある、前々から気になっていた、インド人がやっているカレー屋さんに入ってみました。
さすがは本格派!
店内では、人々が歌い踊る、陽気なインド映画が終始流れているし、カレーの種類も豊富で、甘口、普通、辛口、激辛とあります。
「すみません。チキンカレー、激辛で!」
と注文すると、インド人に
「ゲキカラ!?
ファイナルアンサー??」
と、みのさんを越えるほどの含み笑いで言われました。
普段僕は、そういう‘ちっちゃいボケ’に乗っかることが嫌いだけど、今は、乗っかっておかないと、感じの悪い日本人だと思われて、カレーの量を大幅に減らされて、最後はひたすらにナンだけをムシャムシャ食べることになるのも嫌なので
「ファイナルアンサー!(大きな決断を下した風)」
と答えると、そのインド人がびっくりして
「オ~スゴイネェ~。チョーカライヨォ~~~!タイチョプ~(大丈夫)?」
やや怯みましたが、一度注文した物を取り消せない性格なもので
「たいちょーぷれーす。」
(大丈夫です。)
カタコトの外人さんに合わせて、カタコトになる日本人の典型です僕。
さぁ出てきました、激辛チキンカレー!
お味は…カラっっっ!!!
確かに美味しいですが辛過ぎるっ!
するとインド人が
「カラサタイチョープ?」
と聞いてくれました。
とっくに「ファイナルアンサー」は済ませているのに、もう一度チャンスをくれるなんて。
まったく優しいインド人。
しかしこんな時僕は、正直に辛過ぎると言えない性格なもので
「カライけとウマイ!ゼンゼンたいちょーぷ!」
と、見事にチャンスを棒にふってしまいました。
するとびっくりしたインド人が、戸棚から何やら取り出しながら
「コレカケルト、モットモット、オイシィヨ~~~~。」
「あっ…ありかとー。」
よくわからない魔法の粉をかけさせられる。
(なんじゃこりゃっ!カッッッラァー!)
「ドォ?」
「…うん、おいしいれす…。」
「カライノスキノヒトニハ、サイコーネー!」
とにかく水をガブガブ飲みながら、ナンを多めにちぎって、カレーを包むようにして、なるべく舌に直接カレーが触れないようにして、最終的には、カレーを流し込み、なんとか完食。
思えば「ファイナルアンサー」に乗らなければ、感じの悪い日本人だと思われて、カレーの量を大幅に減らしてもらえたのに…。
そして、二度と行かないカレー屋さんに
「オイシかたれす!また来ます!」
と嘘を付き、稽古場へ向かいました。
その日の稽古では、所作の先生が一日いてくださるということでした。
時間の合間を見計らって、色々と教えていただこうと思っていたのですが、先生は、色んな方から引っ張り凧!
夕方、40分間の食事休憩になった時、所作の先生には大変申し訳なかったのですが、少し教えて頂く事にしました。
「すみません、ちょっとここがわかんないんですが?」
「これはですねぇ~…」
先生は、嫌な顔ひとつせず、懇切丁寧に教えて下さいました。
本当に勉強になりました!
…が、気づけば休憩時間残り15分!
とにかくお腹がすいていたので、食堂へ行き
「すみません、一番早くできるのはなんですか?」
「カレーですね。」
………え?……。
しかし、迷ってる暇はない。
「…じゃあカレーで。…あっ!辛いですかねぇ?」
「いや、甘口で…」
「じゃあ、カレーで。」
インド人のカレーがトラウマになっているみたいです。
「お待たせしました。」
いやいや全然待っていません。1分とかかっていませんでした。
トラウマのカレーを一口。
「わぁ!旨い!」
甘いカレーって美味しいですね!
しかし時間がない。
のんびり味わっている暇はない。
最後は水で流し込むようにして完食しました。
その日の稽古は、殺陣もあり、21時までみっちり。
汗もかいたし、喉も乾いたしで、帰りの電車を途中下車し、ビールを飲む為居酒屋へGO!
凄く庶民的でお値段もお手頃な居酒屋を見つけ、入ってみました。
すると
「もうラストオーダーの時間で、食べ物もほとんど終わっちゃってるけど、大丈夫?」
サクッと呑んで帰るつもりだったし、夕食に甘くて美味しいカレーを食べていたのでお腹はすいていません。
「あっ大丈夫です。何があります?」
「今ね、オススメは、オニオンボールだね。ビールには最高よ~♪」
(へぇ~オニオンボールかぁ。玉ねぎを基調としたコロッケみたいな感じかな?玉ねぎは血液もサラサラになるし)
「じゃ、それお願いします。」
「はい!」
今日の稽古を振り返りつつ、先生に教えていただいた所作を思い出しつつ、ビールを飲みながらおつまみを待っていること3分…来ました、大将オススメの
“オニオンボ~~~ル”
「もう店終わりだからね、サービスで、もう一個おまけしといたからね」
「わぁー、ありがとうございまぁす!!」
どれどれ?
玉ねぎだけを使ったかき揚げのようですが
この色。
このかほり。
はい………カレー味。
そのまま帰りそうになりましたが、閉店ギリギリにやってきて、オススメまで言わせておいて、おまけまで付けてもらっておいて、それはできません。
「わぁっ、ウマイ~(大将にはちゃんと聞こえるが、あくまでも独り言風)。」
そして、ビールで一気に流し込んで、丁寧にお礼を述べて帰りました。
嗚呼 華麗なる一日。
毎日、元気に稽古しています!
この間、ちょっと早く稽古場に着いたので、近くにある、前々から気になっていた、インド人がやっているカレー屋さんに入ってみました。
さすがは本格派!
店内では、人々が歌い踊る、陽気なインド映画が終始流れているし、カレーの種類も豊富で、甘口、普通、辛口、激辛とあります。
「すみません。チキンカレー、激辛で!」
と注文すると、インド人に
「ゲキカラ!?
ファイナルアンサー??」
と、みのさんを越えるほどの含み笑いで言われました。
普段僕は、そういう‘ちっちゃいボケ’に乗っかることが嫌いだけど、今は、乗っかっておかないと、感じの悪い日本人だと思われて、カレーの量を大幅に減らされて、最後はひたすらにナンだけをムシャムシャ食べることになるのも嫌なので
「ファイナルアンサー!(大きな決断を下した風)」
と答えると、そのインド人がびっくりして
「オ~スゴイネェ~。チョーカライヨォ~~~!タイチョプ~(大丈夫)?」
やや怯みましたが、一度注文した物を取り消せない性格なもので
「たいちょーぷれーす。」
(大丈夫です。)
カタコトの外人さんに合わせて、カタコトになる日本人の典型です僕。
さぁ出てきました、激辛チキンカレー!
お味は…カラっっっ!!!
確かに美味しいですが辛過ぎるっ!
するとインド人が
「カラサタイチョープ?」
と聞いてくれました。
とっくに「ファイナルアンサー」は済ませているのに、もう一度チャンスをくれるなんて。
まったく優しいインド人。
しかしこんな時僕は、正直に辛過ぎると言えない性格なもので
「カライけとウマイ!ゼンゼンたいちょーぷ!」
と、見事にチャンスを棒にふってしまいました。
するとびっくりしたインド人が、戸棚から何やら取り出しながら
「コレカケルト、モットモット、オイシィヨ~~~~。」
「あっ…ありかとー。」
よくわからない魔法の粉をかけさせられる。
(なんじゃこりゃっ!カッッッラァー!)
「ドォ?」
「…うん、おいしいれす…。」
「カライノスキノヒトニハ、サイコーネー!」
とにかく水をガブガブ飲みながら、ナンを多めにちぎって、カレーを包むようにして、なるべく舌に直接カレーが触れないようにして、最終的には、カレーを流し込み、なんとか完食。
思えば「ファイナルアンサー」に乗らなければ、感じの悪い日本人だと思われて、カレーの量を大幅に減らしてもらえたのに…。
そして、二度と行かないカレー屋さんに
「オイシかたれす!また来ます!」
と嘘を付き、稽古場へ向かいました。
その日の稽古では、所作の先生が一日いてくださるということでした。
時間の合間を見計らって、色々と教えていただこうと思っていたのですが、先生は、色んな方から引っ張り凧!
夕方、40分間の食事休憩になった時、所作の先生には大変申し訳なかったのですが、少し教えて頂く事にしました。
「すみません、ちょっとここがわかんないんですが?」
「これはですねぇ~…」
先生は、嫌な顔ひとつせず、懇切丁寧に教えて下さいました。
本当に勉強になりました!
…が、気づけば休憩時間残り15分!
とにかくお腹がすいていたので、食堂へ行き
「すみません、一番早くできるのはなんですか?」
「カレーですね。」
………え?……。
しかし、迷ってる暇はない。
「…じゃあカレーで。…あっ!辛いですかねぇ?」
「いや、甘口で…」
「じゃあ、カレーで。」
インド人のカレーがトラウマになっているみたいです。
「お待たせしました。」
いやいや全然待っていません。1分とかかっていませんでした。
トラウマのカレーを一口。
「わぁ!旨い!」
甘いカレーって美味しいですね!
しかし時間がない。
のんびり味わっている暇はない。
最後は水で流し込むようにして完食しました。
その日の稽古は、殺陣もあり、21時までみっちり。
汗もかいたし、喉も乾いたしで、帰りの電車を途中下車し、ビールを飲む為居酒屋へGO!
凄く庶民的でお値段もお手頃な居酒屋を見つけ、入ってみました。
すると
「もうラストオーダーの時間で、食べ物もほとんど終わっちゃってるけど、大丈夫?」
サクッと呑んで帰るつもりだったし、夕食に甘くて美味しいカレーを食べていたのでお腹はすいていません。
「あっ大丈夫です。何があります?」
「今ね、オススメは、オニオンボールだね。ビールには最高よ~♪」
(へぇ~オニオンボールかぁ。玉ねぎを基調としたコロッケみたいな感じかな?玉ねぎは血液もサラサラになるし)
「じゃ、それお願いします。」
「はい!」
今日の稽古を振り返りつつ、先生に教えていただいた所作を思い出しつつ、ビールを飲みながらおつまみを待っていること3分…来ました、大将オススメの
“オニオンボ~~~ル”
「もう店終わりだからね、サービスで、もう一個おまけしといたからね」
「わぁー、ありがとうございまぁす!!」
どれどれ?
玉ねぎだけを使ったかき揚げのようですが
この色。
このかほり。
はい………カレー味。
そのまま帰りそうになりましたが、閉店ギリギリにやってきて、オススメまで言わせておいて、おまけまで付けてもらっておいて、それはできません。
「わぁっ、ウマイ~(大将にはちゃんと聞こえるが、あくまでも独り言風)。」
そして、ビールで一気に流し込んで、丁寧にお礼を述べて帰りました。
嗚呼 華麗なる一日。