確か、小学校のときだったか、
従兄弟のおっちゃんになにかの質問を
されたことがあった。
でも、そのことについて、
考えたことがなかったから、
なにも答えられなかった。
それから、私は聞くだけの
引っ込み思案になった。
考えたことがなくても、
その場でいろいろ頭を思い巡らして
なんでも答えることができる人がいるけど、
私には、そういう芸当はできない。
でも、いろんな人の話しを聞くのは結構好きで、
あっ、こんな考え方、いいなと思ったら、
自分に取り込んでいった。
そうするといつの間にか、いろんな人の考えの
寄せ集めが、自分の考えになった。
自分の考えがいいからといっても、
他人もいいとは限らない。
多分、自分自身もそうなんだが、
よかれと思って、言ったところで、
その人に聞こうとする気持ちがなければ
何も伝わらない。
その昔、
仕事で
「そのことは前に伝えました！」
と、言ってきた人がいたが、
私がその時に
聞く耳を持っていなかった以上、
何も伝わってなかったのだ。
聞こうと思っている今だったら、
しっかり伝わるというものだ。
こういうことは、なかなか難しいものだから、
しっかり、文書にして渡しておくに限る。
（知らんけど）