元水泳部ずっきーのランニングdiary(トライアスロン、フルマラソンサブ2.5目標)

元水泳部ずっきーのランニングdiary(トライアスロン、フルマラソンサブ2.5目標)

これまでyoutubeでやってましたが、更新モチベが上がらないことが多いので、こちらに練習・結果報告を上げていくことにしました。
https://www.youtube.com/channel/UCmCXluTVgYTYHcQY3cs9i0A

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はい、最初は一本で行こうと思った東京マラソン2023備忘録のレース編になります。ちなみにウェアはこんな感じ。今回はナガソエ練ユニじゃなくて普通のユニフォームになります。だってレース用に6000円くらいの高いユニフォーム買ったんだし供養しなきゃ。(でもナガソエ練ユニ着てる方が写真は撮ってもらえるんですよね)

 

スタート~10km

 まずはスタート。さすがAブロックなだけあって、スタートロスはわずか5秒とかなり快適でした。ただ押し合いもひどく転倒してる人が何人かいましたね。私の数m前の人も転んでたので避けながらのスタート。50mも走ればある程度自分のスペースは確保できました。スタートは都庁前の道路を封鎖するのですが、左車線を男子エリート、右車線を女子エリートが陣取っているので進みは左のが速く、300mくらいで左折するのもあって左からスタートした方が速いと思います。

 スタートから200mくらいしたところで時計のスタートボタンを2回押していたようで動いていない!ってことでここでペースをカンに頼らざるを得なくなりました。一応GPS機能でペースは出ますが高層ビルの中での表示は参考程度ですからね。とはいえそれも想定してペース感覚養う練習はしているので焦りはなし。結果的にスタートロス考慮すれば3:24で1kmを走れているので想定通りでした(最初は位置取りや混雑回避もあるのでネット3:25のグロス3:33想定)。GPSも信用できなさそうなので3kmあたりで自動ラップから手動ラップに切り替えました。

 そして東京マラソンといえば2~6kmまでの約40mの下りが魅力の一つ。ここで足を使いすぎると…とも言われますが、きちんと想定ペースの出力を分かっていればそんなこともありません。ここでは3:28前後で走って30秒くらい貯金つくってそれを終盤に活かす想定。

 2~3kmあたりですごい応援聞こえるなあと思っていたら後ろから猫ひろしさんが。このとき3:30/km想定くらいの集団を引く形になっていたので抜かれるときに話をしたら2時間26分目標と言っていて前を追う様子だったので、有名人についていって集団で楽をする選択はしませんでした。

 結局展開としては3:25/kmで押していきそうな集団が前方にできて、その後ろで最初の下りで貯金作りつつ3:30/kmくらいで行こうという集団の形成。多分ここが3:30~3:33/kmで行くサブ2.5集団になる(というか自分がその集団をつくる)という判断をして5kmの通過は17:20とここで25秒の貯金。完璧なレース展開です。下り基調の6kmまでで30秒の貯金を作れたので何から何まで上手くいっています。さらに幸運なことに集団の前方に森川千明さんがいたおかげで集団がさらに大きくなりました。森川さんへの応援を自分への応援に変換して頑張れますね(森川さんサブ2.5ペースで大丈夫なのかなと不安にはなりましたが)。

 6km以降の平坦な道になってからは想定通り3:30~33/kmでの展開。ここで3:30で押していきたそうな人が前に出て集団が少し別れました。ここでついていってもよかったのですが、今回は貯金は最初の6kmまでで十分という計画なのでそのまま先頭の入れ替わりはたまにあるものの、前方で集団を引くことに。あとは大きな展開もなく平和に10km通過34:57ということでここまで33秒の貯金を作れました。

 

 

10~20km

 この区間は10km過ぎに折り返しのあるちょっとしたアクセント(18km過ぎは2回左折なので折り返しではない)のあるところ。集団の前にいると折り返しのときにコース取り自由にできて減速減らせるんですよね。給水と折り返しのときは必ず前に出ます。まあ今回は給水のときはそこまでペースに余裕あるわけでもないので手で合図して取りに行くしぐさしましたけど。

 ちなみにこの時点でアミノサウルスの嵜本さんも集団に合流していました。13.5kmあたり日本橋駅でのカーブで自分への応援の声が聞こえたのでそれには返すこともできました。とはいえ集団自体は平和にペースメイクしていたので大きな動きはなし・・・と言いたいところだったのですが、18km通過が3:35に。特に下がる要因もなかったのでこのままだと集団ごとズルズルいきかねないと判断。隣を走っていた人にも「このままだとズルズル落ちそうですけど前追います?」声をかけて少しペースアップしました。どっちでもいいですけどみたいな感じで応えられてなんか自分のワガママにつき合わせた感じはしますが、20人くらいの集団を見捨てて前にいた8人くらいの集団を追うことに。なので19km前後でラップが少し上がってます。このペースアップに他に数人ついてきまして、その中に森川さんもいました。結果的にこのペースアップでかなり息が上がっていて私が潰した感じになりましたね。

 というわけで結果は平均ラップとしても3:30~33で推移して20km地点で50秒の貯金をつくることができました。

 

 

20~30km

 ここからが勝負の後半戦になります。集団も大分小さくなり2列形成で推移。ハーフの通過は1:13:57と約1分の貯金を作れました(3:33/kmだと大体2:29:45くらいのゴールになります)。1分の貯金ということはここからは3:35/kmでも大丈夫ということ。逆に3:33/kmでも貯金を作れてるイメージです。なんで3週前の実業団ハーフで74分45秒もかかったんですかね?

 コースのアクセントとしては24kmの折り返しと28kmの蔵前橋のアップダウンでしょうか。特に蔵前橋のアップダウンは5mくらいだと思いますが余裕のない人はここで置いていかれそう。

 ラップとしては3:35を超えるラップもちらほら出てきてはいますが、前述したとおり3:35/kmでもOKで平均3:33/kmなら貯金作れてるという考えですので、3:40とかを出さない限りは無理にペースアップはせず最後の5kmまで足は残しておくイメージでした。距離表示も5kmごと以外はズレてることありますし。

 

 

 

↑門前仲町付近での様子。相変わらず太いし変な走り方ですね。

 

 ただ集団形成としてはもう25km過ぎたあたりからなくなっていて、数人でなんとなく一緒に走りながら、前から落ちてくる人を拾っていく感じでした。その証拠に順位も20km:239位、25km:233位、30km:215位と上がっていっています。

 結果は30km通過で1分の貯金。ついに5kmごと3:33のペースは割れましたがまだまだ焦るところじゃありません

 

30km~ゴール

 勝負の終盤戦、ここで崩れたらこれまでの頑張りが台無しです。私は周りに「30kmはまだまだ温存、残り5kmまで頑張るな」と言っています。残り12kmは頑張るには長すぎてラスト数kmでガタ落ちするんですよね。

 ということで35kmまでは3:33を超えてもガタ落ちしない限りは焦らずにラストまで足を残すイメージ。33kmあたりでは一山選手に追いつきました。声かけようかと思ったのですが、本意ではないレースで抜かれる人に応援されても気分悪くするかなと思いそのままスルー。同じあたりでRUM MAXチャンネルの河野さんも抜きました。去年と同様日本人女子トップについていってることはすれ違いで見ていたので、もうボロボロでしたね。そりゃあ3週連続フルマラソンやってりゃそうなるよ。

↑半分以上隠れてますけど真ん中の赤いサングラスです。後ろのレインボーウェアが河野さん、ピンクの人の前にいるのが嵜本さんですね。

 35km通過では足が重くなってきてはいるもののラスト3:30に戻すくらいの余裕度を持ったまま通過。まだ50秒以上の貯金があるので7秒/km使っても大丈夫、つまり3:40/kmでもサブ2.5です。これは貰った!と思いながら走っていたのですが・・・。

 問題は35km過ぎたあたりから。ちょっとわき腹が痛みはじめ大迫ばりに拳でゴリゴリして誤魔化そうとしていたのですが、37km過ぎて一気に悪化痛みでフォームもバラバラになり痛みがみぞおちにも波及して呼吸困難になりました。たまらず38km過ぎでは立ち止まってしまいあと5kmもないし足は残ってるのにここまでなのかよ・・・、と苦しい展開。しかも後ろから追ってきていた三津家くんにも抜かれる。イケメン許すまじの精神も痛みには抗えませんでした。

 ただここまできたからにはゴールせねばということでなんとか走り始め、40km通過。ここですべての貯金を使い果たしてしまいました。サブ2.5の目安としては40km通過で8分あればほぼ当確、7:45秒がほぼイーブンペースになります。一方私はこの時点で7:20なので絶望的(ここからサブ2.5には3:20/kmが必要)。しかしここでこんなにボロボロなのに意外とペース落ちていない?ことが発覚。感覚的には4:30/kmで走っていたので自己ベスト(2:34:45)ももう見えないと思っていたのに2時間30分まであと8分近くある、これは来年の東京マラソン準エリート獲得(2時間32分)いけるんじゃね?と気づき痛みをこらえながらペースアップ。ここで足を残していたのが効いていました。ラストは31分切りも見えそうだったので頑張ったのですがあえなく2時間31分4秒でゴール(応援naviは5秒でしたが速報では4秒になってました)。一応ネットタイムでは2時間30分59秒でした。

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ゴール後

 ゴール後は速いランナー特権のゴール付近でウロウロ。一緒に走っていた嵜本さんと検討を称えあったり、一山選手のゴールを特等席で見てたり(多分撮影の邪魔にはなってた)。東京チャレンジマラソン優勝者の人も見つけたので結果を聞いてみたらネットでサブ2.5もグロスでは切れずのなかなか歯切れの悪い結果とのこと。あとはナガソエ練メンバーも続々とゴールしたのでのんびりしていました(サブ2.5はそこまで多くないものの、サブ40はゴロゴロいる恐ろしい練習会です)。そのあとは合流した数人で飲み会へGO。

 

レース振り返り

 まずレースコンディションとしては北東の風は吹いていたものの2m/s程度だったためラストに逆風を受けても大きな影響はありませんでした。気温も10℃前後だったものの、曇りだったため体力の消費は防げて、環境としてはかなり良かったと思います。

 コースについては毎年同じですが、下り基調で折り返しも3回のみ、何より今年は絶え間ない応援でかなり力をもらえるコースでした。今年は何回か都市型レースに出ましたが、やはり東京の応援は圧倒的ですね。

 補給戦略については10kmと20kmでSAVASのpit inジェルを1つずつ(ほかにmag-onを2つ持っていましたが使用せず)。やはり給食は2つで十分ですね。カロリーメイトゼリーをスルーしたのはもったいなかったかな?そのほかはおおむね全給水所で飲み物を飲みました。ちょっとコップ1杯あたりの量が少なくて物足りなかったかも。ビブス番号ごとに給水場所が分けられていましたが、そこまで意味があるのかなという感じはしました。

 レース展開としては人任せにせずある程度自分でペースメイクしていたので(35kmまでは)完璧な展開。やはり自分はある程度集団の前に出て勝負する方が合っているようです。フルマラソンならそれなりにゆっくりなペースですし、誰かに主導権握らせると心が負けるんですよね。何回かやってるペーサー業務も冷静なレース設計に役に立ってる気がします。(ペーサーやってると今のタイムから目標に対してどういうペースで行くべきかの逆算や細かい出力の調整が上手くなります)

 問題の36kmからの差し込みですが、同様の経験者から脱水ではと言われました。毎回給水してたのでそんなわけ無いと思いたいのですが、確かに毎回軽く口に含む程度の量しか飲めてなかったのでそうかもしれませんね。汗をかいてる感じもしなかったので差し込み警戒して少なめにしてたのが裏目にでたかもしれません。

 トータルで見ればベストを4分更新して満足すべき結果なのですが、調整も気候もレース展開もすべてうまくいってサブ2.5が目の前にいたのに逃げてしまったので悔しさのが大きいです。

 しかし悔やんでも仕方ないので、これからはしっかりスピードも磨いて来シーズンに備えたいと思います。とりあえず今決まってるのは富士五湖ウルトラマラソン(100km)とサロマ湖(100km)です。スピードとは・・・。フルマラソンは10月の水戸か金沢かな?そこであらためてサブ2.5を狙いに行きたいと思います。

 長文でしたがここまでありがとうございました。最後にリザルト速報

とペース推移を載せておきます。