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まさログ in Japan

ピアノ弾き・吉武優のゆるーいブログです。
2010年秋よりベルリン留学中!
2016年夏完全帰国しました!

大変ご無沙汰しています。

ブログでの報告が大変遅くなりましたが、この夏にベルリン芸術大学を卒業し完全帰国致しました!
初めてヨーロッパにやってきたのが2010年の秋。
あっという間のような、とっても長かったような、、、いや、長かったです。濃密な濃密な6年間でした。

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卒業して、完全帰国しても、夏休みしに帰るようなそんな気持ちでした。
それは11月にミラノとクレーフェルトでのリサイタル、スイスでのホームコンサートが予定されてたからなのですが、この2週間のヨーロッパ滞在を終えて、長かったヨーロッパでの生活も一区切りです。

僕の故郷は福岡、でも長年暮らした東京もやはり落ち着く故郷のような存在だし、そしてここヨーロッパも今や仲間のたくさんいるかけがえのない故郷のひとつ。
そう思える場所や大切な人たちが世界中にいるって幸せなことだなと思うのです。

全てを繋いでくれたのは音楽です。

音楽と共にいる限り、この繋がりは永遠に繋がり続けていくし、
色んな思い出は、触れてきた作品と共に色褪せずに僕の心の中に残ることでしょう。
音楽をやっていて良かった。そしてこれから先どんな事があっても音楽と共に、人生を歩んでいきたい。歩んでいっても良いのだ、とやっと思えるようになったのかな。
本当に幸せなことです。


全てのみんなに、ありがとうを。
愛する師匠に、心からの感謝と尊敬と、溢れんばかりの愛を。
海外に暮らす友人たちよ、元気で。また笑って会える日まで。
日本の仲間たちよ、これからどうぞよろしく!

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美しいヨーロッパよ。
本当にありがとう!


さて、留学中は溜めた思いをぶつけるガチブログ、と化してましたが笑、これからは更新していなかったヨーロッパの思い出話や演奏会の話もしつつ、日本での今後の演奏活動等、こまめにブログ更新して行きたいと思います。
まさログ in JAPANも、どうぞよろしくお願い致します!
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 今年も同じようにいつもの毎日。
突然やってきた夏のような気候に、
サングラスが欠かせない日差し。
本当にヒマワリが似合う季節だなぁと思う。

最近は本当に足繁く演奏会三昧。
今夜はベルリンフィル×ツィメルマン。
ベートーヴェン4番を聴きながら思う事がたくさんあった。
僕は音楽が好きだ。


この小さな毎日を少しずつ重ねながら、
前進し続けたい。
見えない音楽をもっともっと求めたい。
どこにいても、いつになっても思う。
同じようにいつも想ってる。


今年もエネルギーをくれてありがとう。
いつもいつもありがとう。
このヒマワリを見ていると、
一緒にいるような気がしています。

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セントラル愛知交響楽団定期演奏会、無事に終演致しました。
ご来場くださった皆様、この場をお借りして感謝申し上げます。

学生時代から仲良くしている音楽仲間が名古屋に多い事もあり、
たくさんの友人たちが駆けつけてくれました。
名古屋からだけではなく、三重から、東京から、福井から、、、、
遠方から皆様足を運んで下さいました。
また浜松国際の時に応援していて下さった方がチラシを見て駆けつけて下さり、
終演後に思いがけない嬉しい再会が出来たり、色んなところからご縁は繋がるのだと、
音楽の運んでくれる繋がりに心から幸せを感じました。

皆様、本当にありがとうございました。


今回ご一緒させて頂いた素晴らしいマエストロ角田鋼亮さんと終演後に。

ショパンはやはりピアニストにとって特別な愛すべき作曲家。
その旋律の美しさには、幸せ、喜び、悲しみ、、、
色んな感情の極上のその一瞬を切り取ったような儚さを感じます。
その気持ちを掴んで持ち続ける事は出来ません。
常に移ろい、変化し、掴めないからこそ、その気持ちに憧れ続けるのでしょう。

私自身その音楽に憧れ、常に消えゆく音楽に心を委ね、
瞬間瞬間を味わい噛み締めながら、その場のイマジネーションと共に演奏したように思います。
なかなか出来る体験ではありません。
いつも私の音楽を尊重し敬意を払って下さり、的確に導いて下さった指揮者の角田さん。
お人柄も音楽も素晴らしく、私はただただ大船に乗っておりました。
同じくサポートしてくださったセントラル愛知の皆様も温かく迎え入れて下さり、
本当に忘れられない一夜となりました。


また、今回の演奏会では素晴らしいシゲルカワイSK-EXを運んで頂き、演奏させて頂きました。
輝く響きの芯に、音と音の間の響きのグラデーション、
鳴った瞬間から消えるその瞬間まで、その響きに幾度となく助けられました。
お世話になったカワイ名古屋の方々、調律師の宮平氏、
どうもありがとうございました!


オーケストラ事務局の方々、本番前にウィダーインゼリーを差し入れて下さったステマネの方、
開演直前にチョコレートを忘れたことに気づき今回もコンビニへ走ってくれた友人笑、
皆様の支えがあっての40分でした。
心から感謝致します。

〈アンコール〉
シューマン:クライスレリアーナより第6曲
大好きなシューマンがショパンへ献呈したクライスレリアーナより一曲を演奏させて頂きました。



こちらは余談ですが、
練習とリハーサルの合間には時間を見つけて大好きな日本食も堪能。
名古屋へきたら、うなぎの新甫です。ひつまぶしより断然。
大好きな友人と美味しいもの、音楽の話、至福のひと時です。

ペンギン

名古屋での毎日を振り返ってみて、やはりどの繋がりにも音楽が。
僕の人生、音楽とはもう切っても切り離せないですね。
これから先も自分の音楽と共に、精進し続けてまいりたいと思います。
うむ、本当に音楽が好きだなー。そしてそこから繋がる皆様が本当に好きだし、幸せです。

全ての皆様に心からの感謝を!
どうもありがとうございました!!