今日は少し納得の行かない記事を見かけたので、ここに書き込んで気持ちを落ち着かせようかと。。

内容と言うのは、去年からニュースでも取り沙汰されている養鶏業界と政治家の金にまつわる話。

から、飛び火して動物愛護に関する記事が最近増えてきてる件。です。。

私卵大好き人間でして、養鶏業界とは少し縁がありその内情にも詳しいのですが、動物愛護団体発信の記事は的を射てない記事が多すぎて腹を立てております。

動物愛護を訴える記事の内容は簡単にまとめると次のようなもの。

・世界的に見て養鶏はケージ飼育から放し飼い飼育(正確には平飼いと放し飼いでさらに区別があるが)に移行しつつある中で、日本はその流れに逆行して、檻の中で劣悪な環境で鶏を飼育していて可哀想。
またそんな環境で育った鶏から生まれた卵は質が悪く世界の品質に劣る。

まぁ、ザックリこんな感じだと思います。

じゃあ実際どうなの?ってとこなんですけど、その真実を語りたいなと思います。

まず、バタリーケージ(ケージ飼育)は確かに狭い部屋でそれなりの数の鶏を飼育します。

しかし平飼いが鶏にとって幸せかどうかは話が別です。

まず、ケージ飼育と放し飼い飼育で鶏の生存率はほぼ変わりません。
むしろ事故死、病死のリスクは放し飼いの方が大きいです。

鶏は臆病な生き物なのでビックリすると部屋の隅に一斉に逃げます。
すると大量の鶏が山積みになり下の鶏が圧死するという事故が起こります。

他にも、ケージ飼育は網目状の床になっているので糞はケージの下に落ちますが、放し飼いは好きな所で糞をしてその上を歩き回りますし座ります。
鶏を飼育中は放し飼いは除糞をしない(出来ない)ので病原菌の温床にもなりやすいです。

では糞も気にならない、事故死が起こらないような広大な敷地で放し飼いをしたらどうでしょう?
柵はもちろん、空も地面も360度野生動物を防ぐだけの設備があればいいですが、無ければ野生動物の餌食になります。

さて、何が鶏にとって幸せでしょうか??

ただし放し飼いが悪いとは言ってません。

一つの視点「狭い部屋に閉じ込めず広い部屋で自由に動き回れるストレスフリー」
この観点から見れば放し飼いも悪い話では無いと思います。

またケージ飼育でも放し飼いでもそうですが、飼育する人によって個人差があるのでキレイな養鶏場もあれば劣悪な環境な養鶏場もあるのは事実です。

私は卵大好きなので、これから先も卵を安心してたくさん食べられる環境が続く事を切に願っております。