最近の気候は寒暖差が激しく、やはり疲れますねぇ。少し前までは夏のような暑さだと思っていたら今は冬のようです。もう少し穏やかに変化してもらいたいものです。
◇
◇
先日、ふと気がついたことがありました。自分も社会人になってから、紆余曲折ありましたが、もう四半世紀以上の年月が過ぎていました。社会人になり、持病が悪化して幾度となく仕事を休んだりしながらも、よく働き続けてこられたなぁ。。。と今思うとビックリです。ここまで働き続けることができたのはホント奇跡に近いのではと感じています。職場の上司同僚に恵まれたのはもちろんのこと、家族のバックアップが無ければ成しえることはできなかったと思います。ホントに感謝・感謝・感謝ですね。
何度も何度も手術の繰り返しで入院し、仕事を休み、何度も何度も仕事を続けられるのだろうか???と考え。それでも家族を養うためには働くことが必要条件であり、仕事を休んでばかりもいられないし。。。と悩みまくっていた頃もありましたね。この病気はメンタルストレスが良くないのですが、その頃はメンタルストレスによって、免疫を下げまくっていたように思えます。そして、免疫が復活して攻撃が始まり、この繰り返しによって結果的に手術を繰り返すことに。。。
自分のような難治性の場合には、対症療法である現代医療では抑えることができず、手術を繰り返す恐怖からは逃れることができませんでした。生物学的製剤で免疫を強力に抑制することで、病状悪化を抑えられる方々をとても羨ましく感じていた時期もありました。
人生は分岐点の連続と言われますが、漢方治療に出会えたことは、自分にとっての大きな分岐点の一つであったように感じています。こんな自分でも救われる道が残っていたんだと。。。希望の光を実感した時期もありましたが、やはり現代医療での免疫抑制の時間が長かったことによる長いリバウンドは避けられず、現在もリバウンドによる頻回下痢が継続している状況です。働きながらの治療はそれなりに困難なときもありますが、それでも、私のような難治性の場合には、現時点ではこの治療が適していると感じております。
◇
◇
さて、丁度いい時期だと思い、漢方治療を開始してから今までの自分の体調変化を思い出しながら考察してみました。現在、既に初診から5年を迎えようとしていますが、ざっくりと年単位で考えると、症状は次のような経過になっています。
初年度(2012~2013年)⇒2013年
前半は、高熱(38~40度)+頻回下痢(10回前後)。後半は頻回下痢(6回以上)+大量ガス
2年目(2013~2014年)⇒2014年
頻回下痢も大量ガスも完全に消失して、軟便が主になり、便回数も1~2回程度が多くなる。
3年目(2015年)
前半は下痢回数2~4回だったが、徐々にアップしてきて後半になると下痢回数6回以上と頻回になる。
4年目(2016年)
前半は下痢回数3~4回であったが、後半になると6回以上の頻回になる。更に、8月頃から腸の蠕動異常が出現して、その異常が出現しているときには高熱(38度前後)が出る時もあった。そして、11月中旬ごろから人生初の痔瘻になる。
5年目(2017年)
昨年から始まった痔瘻と腸の蠕動異常は、2~3月がピーク。痔瘻の激痛は凄かったので、痔瘻はメンタル面にかなり影響することを実感。痔瘻は現在落ち着いているが、頻回下痢は継続中。
◇
上記したように、ざっくり観察すると大きな流れが見えきます。一言でいうならば、免疫が闘う相手は、もしかして、順番(化学物質 ⇒ ヘルペスウイルス)があるのではないだろうか?? これは、自分の身体での実体験であり、まだよくわからないところですが。。。。
自分の場合には、何十年も免疫を下げる治療を継続していたので、所謂ヘルペスが大量に増殖している状態になっていたと考えられます。その状態において、漢方治療によって免疫を下げない(上げる)治療をスタート。
まず、初年度は、今まで寝ていた状態の免疫が漢方薬によって活性化された状態となり、化学物質に対する攻撃が開始されて、所謂リバウンド(身体を正常な状態に戻すための修復作業)と言われている症状で、高熱、頻回下痢など。。。が出現。リバウンドが酷かったときにはIVHをしていたので、ほとんど口からの食事はしていなかったが、酷いリバウンドが一旦治まりIVHを止めてから徐々に食事量をアップして、通常に戻していきました。
これが初年度で、当然、化学物質に対する戦いも続いていたと思われ、初年度の後半にはまた頻回下痢が継続。IVHのときには、食事なしの状態で、下痢回数もある程度は治まっていましたが、口からの食事量をアップしたことによって、この頃はIgGによる頻回下痢になっていたと推察できます。
2年目になると、頻回であった下痢も徐々に改善されてきて、軟便が主になってきました。このときの食事は腸への負担がすくないものやエレンタールを主体として、お菓子などはほとんど食べないこともあり、免疫の化学物質に対する攻撃も少なくなっていたように思えます。その結果、IgG,IgEでの戦いも徐々に少なくなり頻回下痢やガス発生が改善されたのではないのか。
そして、3年目になると前半はお腹の状況もそれほど悪くなかったのが、後半になると頻回下痢になって、そのまま4年目に突入。4年目には、頻回下痢にプラスして腸の蠕動異常と発熱が出現し、更に人生初の痔瘻になってしまった(^_^;)。
今思えば、3年目の頻回下痢になってきたのは、食事内容の変化や仕事によるストレスが関係しているのではと感じてます。2年目で軟便に変化してきたこともあり、少々気持ち的に余裕が出てきて、徐々に食事内容が変化したこともありましたね。今まで避けていた食べ物を食べ始めたことによるIgGの攻撃が始まったのでしょう。また、仕事面では2年目に体調も良くなってきたので、少々無理したことによるストレスで免疫が下がり、ストレスから解放されて免疫が上がる週末に週末リバウンドが出現していました。
そして、4年目には免疫の化学物質に対する攻撃に加えて、更に、増殖していたヘルペスウイルスに対する攻撃も始まり、このヘルペスウイルスに対する攻撃によって、腸の蠕動異常や痔瘻が出現したようです。この蠕動異常については、N君のブログやツイッターで説明されていることからも十分に納得できますよね。
ただ、ここで素朴な疑問がありました。ヘルペスウイルスは、当然、漢方治療の初めから存在していたはずなので、何故、4年目頃になって免疫が戦い始めたのだろうか?? 初年度から戦ってもいいのでは??と。
これについて、以前N君に相談したときに、「この4年間の漢方治療によって、免疫がヘルペスウイルスと戦えるだけの力を蓄えたということです。」と説明してもらい、な~るほどねぇと納得。確かにそう考えるといろいろと理解できますね。更に、ヘルペスウイルスの中には、免疫が活性化するとその状況を上手に利用して増殖するような賢い?やつもいるらしいので、その増殖したウイルス(CMV)との闘いがプラスされ、更に症状として現れて来たとも考えられます。
◇
◇
この5年間の漢方治療体験から、やはり免疫にとって、ヘルペスウイルスと戦うにはかなりの力を蓄える準備が必要のようです。自分のように長年免疫を下げてしまった場合には、ヘルペスウイルスと戦えるまで免疫力を上げるのに約4年が必要であったということです。やっとヘルペスウイルスと戦えるスタートラインに立てたことであり、これからがヘルペス討伐の始まりなんだと思います。。ホントに長~い険しい道ですなぁ。。。。
やはり免疫を下げ続けることは、後になってからいかに大きな壁が待ち構えているのかを身に染みて感じています。自分のように難治性の場合には、現代医療って誰のための治療なのでしょうかねぇ??。。。と、考えてしまいますね。難治性でなれけば、現代医療でも十分に人生を楽しむことができると思いますので、現代医療を始める時に、現代医療に適するか否かの適性検査みたいなものを是非してもらえたら、とても有難いですねぇ。
これからも、免疫は化学物質とも闘い、更に、ヘルペスウイルスとも闘い続けるのでしょう。その闘いは身体の症状として現れますので、できるだけ激しい闘いにならない程度にお願いしたいところです。しばらくは、忍耐の日々が続きそうですね(^^)。
いつの日か、闘いが無くなることを願って。。。。