高齢者の運転の怖さってこういうことを言うんだろうなと思うことがありました。

早朝4時30分。
最近は日の出が4時30分位なので、既に周りは昼間のように明るくなっています。
路線バスの通るような道も、始発が始まっていないので、車はほとんど走っていません。
健康のために歩くご老人や、同じく、犬の散歩を早朝に済ませる人たちが、ポツっといる位です。

今朝も路線バスが走る道沿いを、犬を連れて散歩していたのですが、そこは歩行者の歩く幅が狭い為、車の音が聞こえてくれば、歩道にしっかり犬たちを寄せて歩くなど気をつけています。

ちょうど、緩やかなカーブが続く道沿いを歩いていた時、前から走ってくる車が見えました。

そこは今からカーブに差し掛かる手前の直線。しかし、その車はスピードを緩めることもなく、なぜか私の方向にまっすぐにやってきます。

運転をしている、ご高齢と思われる男性は、歩道側にいる私の犬の方に目線がいっています。
車道側にいる私は見えていないかのようです。

よく見えないな、
と、目を細めるようにしながら、スピードを緩めることもなく、幅寄せに近いくらい寄ってきます不安


びっくりマーク
ええはてなマークびっくりマーク
近いびっくりマーク

運転している人と目が合いません。

ずっと犬の方を見ているのです。

そして私が、これ以上は危険だと、人家の駐車場に避難したら、ギリギリすり抜けて、何事もなかったように、走り去っていきました不安


高齢者の運転の最も怖いところは、

気づいてないのです。
どれだけ歩道側に、自分の車がはみ出ているかを。
無自覚です。

すれ違う最後まで目線が犬にいっていたので、
数秒のことかもしれませんが、
間違えなく駐車場に逃げ込まなければ接触していました不安この人、いつか事故するわ、、、

実母も姑も、まだ運転していることが恐ろしくて仕方がありません。実母は次の免許更新の際にはもう免許返納すると決めているようです。しかし、姑は……。

自ら返納する意思のある人は、全くもって素晴らしく、無自覚の人たちほど免許返納を拒むのでしょうね真顔

最近、日本で頻繁に起こっている、通学路を歩く児童に高齢者の運転する車が衝突するような痛ましい事故は、まさしく、このような状態の高齢者の運転が、原因ではないかと恐ろしく感じたのでした。

【追記】
ちなみにアメリカでもかなりの高齢者が運転しています。
アメリカは日本に比べて道路の幅が広いと思っていましたが、警視庁によると、道幅は日本は3.5m、アメリカは3.66mと大差ないようです。ただし路肩の幅員は、日本が2.5m、アメリカが3.6m、1.1mもアメリカの方が広いようです。
そして、歩道を人があまり歩いていません。みんな車で移動するからです。
また車線数について、住んでいた地域の路線バスのバス停のあるような道を思い出してみると、片側車線が4車線ありました。