今日は少し長いお話になりますので、スルーしてくださっても結構です真顔

横浜に住み始めてから、ずっと近隣のおじいちゃんおばあちゃんと仲良くはしています。
中には、少し付き合いにくい人もいないわけではありません。

まだコロナが下火になる前に中学受験をした次男くん。受験期にコロナ感染を避けたいと思っていましたが、その近隣の高齢者の方は、家に何度もマスクなしに現れ、ある時期、何度も何度も家を訪ねてこられました。

毎日のように家に来られ、いろいろなものを持ってこられるので、お返しに我が家からは、ご高齢夫婦のご飯のおかずになりそうなものを、作っては、渡し、作っては渡していました。

ただ、さすがにもう受験寸前と言う時になった際、思い切って「おばあちゃんにコロナを感染させてはいけないので、しばらくの間、感染予防のため、家に来ないほうがいいですよ。」
と、こちらからははっきりと伝えたつもりでしたが、
マスクなしのおばあちゃんが言い放ったのは、

「コロナなんて、私には感染しないわよ!」ニコニコ笑い

受験期の次男くんについて心配する事は無いのだろうなとは思っていましたが、やはりそんな気持ちでいらっしゃるのかと唖然としてしまいました不安

その他、持っていったおかずが少なかったのか、もっと量があったらいいのに、などと言われてみたり、材料を持ってこられて「これで作ってよ。」と言われてみたり、既に80歳を超え90歳近い方ではありますが、、、

そんなこともあり、少し疎遠になっていたのですが、最近、旅行のお土産を持ってこられ、行ったことのない場所に旅行されていたので、行ったことがないです、とお話ししたら

「えー、信じられない。行ったことないの?あなたのところは、旦那さんがよく稼いでいるのに。」キョロキョロ

と、おばあちゃんに言われ、なんだかモヤモヤしたのでした。
ある日、お土産のお返しにおかずを持って行ったら、既に90歳になったご夫婦の旦那さんの顔色が悪いのです。おかずを受け取ったおじいさんが、口した言葉は、
「いつもありがとう。今日、家に食べるものがなくて、、、、年金の日まで、まだ日があるからな。。」

詳しい内容は、元気に振る舞っていらっしゃるので、聞いても教えてくれないと思いますが、私の予想するに、元気なおばあちゃんが外に行くたびに何かを購入し、家にいるおじいちゃんはそれを止められない。今回、近隣の方に夫婦で旅行に連れて行ってもらったことで、手元のお金が少なくなっている。

それを確信したのはおばあちゃんからのお返しでした。それは「他人の駐車場の野草を調理したもの」でした。
おばあちゃんによると、おじいちゃんからは、他人にあげるべきものではない、と言われたそうですが、、そんな言葉、おばあちゃんは全く気にせず。

「きれいに洗って調理してるんだから、食べれるわよ!」ニコニコ

不安
その時点で、なんだかもうわだかまりも何も超えてしまい不安ただひたすら、もし何か持ってこられたときには、必ずおかずでお返ししようと思ったのでした真顔生きるか死ぬかのような気がしてきた。。

人生100年の時代に突入しています。
実際に90歳を超えてご夫婦だけで生活しているご家庭に接すると、やはり人生設計は大事だなと思います。もちろん、このご夫婦が何かしら人生を大きく見誤ったわけではありません。
ただ、やはり長く生きればいきるほど、お金はなくなっていくのが現実で、本当に切実な問題だと身に染みて思いました。
自身のライフプランを設計した際にも、定年時の貯蓄金額であったり、平均寿命までの間、長く年金生活をするにあたって、どれぐらいの年金を見込めるかが重要でした。

私も次男くんが高校受験を終えた暁には、きちんと社会保険料を払う仕事に就き、老後の厚生老齢年金を増やすために頑張りたいと思っています真顔

ちなみに、ご夫婦のお子様は遠い場所で生活されていて、家に寄る事はほとんどありません。近所の方々がなんとなく見守っていますが、何か変化を見つけたら、ご家族に連絡できるように、連絡先は聞いておこうと思いました。