大学の学費について調べていたら、つい気になるのが就職率。どんな条件でこんな数字になるんでしょう
抜粋
1.「就職率」については、就職希望者に占める就職者の割合をいい、調査時点における就職者数を就職希望者で除したものとする。
2.「就職率」における「就職者」とは、正規の職員(1年以上の非正規の職員として就職した者を含む)として最終的に就職した者(企業等から採用通知などが出された者)をいう。
3.「就職率」における「就職希望者」とは、卒業年度中に就職活動を行い、大学等卒業後速やかに就職することを希望する者をいい、卒業後の進路として「進学」「自営業」「家事手伝い」「留年」「資格取得」などを希望する者は含まない。
4.「就職率」の調査時点は、「4月1日現在」とする。
ふむふむ
では、全体の大学等卒業者の就職状況はこちら
抜粋
就職率の概要
大学(学部)は97.3%(前年同期差+1.5ポイント)、短期大学は98.1%(同+0.3ポイント)、大学等(大学、短期大学、高等専門学校)全体では97.5%(同+1.4ポイント)、大学等に専修学校(専門課程)を含めると97.3%(同+1.3ポイント)
全体で見ると97.3%の就職率。
つまり、
就職活動した人の97.3%が職についている。
あれ?
東大は9.5%だよ、となった方は
憶測でしかありませんが、大学卒業時点では就職せず、大学院に入学するのかな
その疑問を加味した、こんなランキングあります
抜粋
医科・歯科の単科大等を除く全国749大学に2023年の就職状況を調査。562大学から得た回答を基にランキングを作成した(7月19日現在)。東京大など集計中・未回答などの大学は掲載していない。
実就職率(%)は、就職者数÷〔卒業生(修了者)数-大学院進学者数〕×100で算出。大学院への進学者数が未集計の場合、実際の数値が掲載している値より高い場合がある。文部科学省では、就職率を「就職希望者数に占める就職者の割合」で算出することを推奨しているため、各大学が公表している就職率と異なる場合がある。ここでは文部科学省が用いる「就職率」と区別するため、「実就職率」という表記を用いた。
2023年11月4日配信記事
この時点で、東大の9.5%の根拠は霧の中
記事によると、
優秀で多様な人材が集まるトップ大学では、既存の会社への就職ではなく、自ら起業を目指す学生が少なくない。さらなる知識の獲得を目指して、海外留学や大学に入り直すなど、多様な進路選択をする学生も多いことから、実就職率は上がりにくい傾向にある。
答えらしい答えが見つからないので、東大については過去の記事から
抜粋
'16年度に東大を卒業した学生の就職率を見ていく。大学公表のデータによると、文系学部の卒業者総数から進学者の人数を引くと1071人だが、就職者数は790人で、就職率は73.7%となる。
文系の場合だけを出してる
つまり、理系は自身で計算ください、という答え
まとめ
そもそも、
何故、就職率なのかというと、大学受験で複数の大学から合格を頂いた場合(妄想中)、入学一時金を支払う際の指標としたかったから。
世の中には目を引く記事はたくさんありますが、有名企業の就職ではなく、実質的な数字を知りたいと思った時には、受験校のデータを自ら計算した方がいい、、という結論になってしまったのでした
あ、でも、実就職率は参考にします