僕を使ってくれたことが
嬉しくて、
君のエナメルと指定バックを持って、校内を歩けることが嬉しかった。
指定バックは名前が刺繍してあるから分かるけど、
エナメルは
指定バックのそばに置いてあるとはいえ
いつも見ているからデザインも汚れ具合も把握しているからといえども
自信なかった。
皮肉なもんで
僕は君のエナメルについている彼女とおそろいのストラップで
君のエナメルだと確信した。
君のものを持って歩く僕で
彼女に会いたかった。
彼女が不安になればいいと思ったし
あたしに妬けばいいと思った。
あたしはなんて汚いのか。
まあでも
君が彼女と回るのなんか
想定内で
それであたしの気分が
落ちることなんて安易に想像できたから
僕は自分を忙しくして
悲しさを紛らわせるようにした。
打ち上げは逃げまくったけど
友達に強引に君の近くにおらされた(笑)
隣に行けと言われたが
正面に座った。
たくさん話せて
楽しかった
嬉しかった
あたしの焼き具合を
美味しいと言ってくれて
最高に嬉しかった。
君と僕だけの会話を
君が話して
皆が笑って
認められた気がした。
そんなの幻想だって
分かってる。
だけど、嬉しかったの。
最後、
皆が君を好きだと言う間
あたしは言葉を発せなかった。
僕の好きだけ
重すぎたから。