未練詩-mirenn song-

未練詩-mirenn song-

kokorono miren wo tadatada tuduru.

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一夜が明けた。その日は仕事初めの日で、新年で最初の出勤を腫れた目迎えた。上司には疲れで、と伝えておいた。プライベートを仕事に持ち込むわけにもいかず、必死に笑顔を作り仕事をした。でも休憩中、トイレ、ふとした瞬間に彼女の事がうかぶ。でもなんとか振り払う。
その日は新年互礼会があり本社に向かわなければならない。自分はそこで資格合格の表彰を受けるはずだった。しかし、その途中先輩の運転する車で事故にあった。結構な衝撃だった。前の日の事と事故とで頭がどうにかなるかと思った。幸いどこにも目立つケガはなかったが、少しだけ、どうせなら死んでもよかったと思ってしまった。でもその考えはすぐに撤回する。もう一度彼女に会いたい。事故の事で警察と話したり会社で事情を説明したり気が休まる時がない。1番話しを聞いてくれた彼女もいない。家に帰っても頭がぐちゃぐちゃで滅入る。彼女からの連絡を期待しないで待つ。でも実際はいますぐにでも連絡が来るのを期待している。何度もケータイを確認するが一向に動かない。風呂に入ってみるが、この場所はまた、いろんな事を思い出し考えてしまう。一人なのをいいことにわんわん泣いた。意味もないのに、涙を浴槽のお湯で隠した。上がってケータイを確認する。その日も眠れぬ夜を過ごした。
自分には付き合って7年の彼女がいる。いた?いる。とても大切な人で結婚したい。7年も一緒にいれば、空気みたいな存在になる。と、人は言う。しかし自分はそんな事思ったことがないし考えてもいない。空気は寂しい。空気は確かにいつも側にいて、必要な存在だけど、つかめない。どこか淋しい表現。自分は彼女をしっかり抱きたい。家族みたいな存在か?確かにそれは言える。だけど、家族の上をいった存在になっていたと思う。家族よりも自分の事を知り、同じくらい大切な存在だ。
だけど1月4日、彼女に「少し距離を起きたい」と伝えられた。

その日は会う約束をしていた。彼女の車に乗り込んですぐ、彼女がいつもとちがうと感じた。何か言いたいんだとすぐ分かった。たまに彼女の考えが分かってしまうときがある。こんな時は別にわかりたくもなかった。だけど彼女が口を開いたら、言葉が自分の耳に入ってきた。別れるわけじゃないと、やさしく言っていたが、自分は事実上の別れを意味していると感じている。気付いたら、両手はこめかみを押さえて、震えていた。目の前が灰色になった。自分の他に好きなやつが出来たのかと思った。涙がボロボロ零れた。別れたいってことだろって彼女に聞いた。違うって言ったけど、何を信じたらいいかわからんかった。でも、自分は絶対に別れたくはなかった。クリスマスは仲良く過ごし、プレゼントを渡した。初詣も行った。その後の彼女に何があったかが気掛かりだった。でも別れたい、そういうことだろうと勝手に理解して、またいつか会おうって言ってバイバイした。体が震えていた。しなくてもいいのに、強がった。家に帰って、家族の前であくびをして眠いといって涙目をごまかしてすぐ寝た。でも、頭の中は彼女の事でいっぱいだった。別れるなんて嫌だ。気が付くと涙が零れていた。