$「天使の弁護士 成瀬領」VS「天才鍵師 榎本径」
最終話は、「死ぬな 死ぬなー」のシーンが悲しすぎる!

粗いタッチですみません!以前、感動のあまりザザッと90分で描いた自作デッサンです。
記事のTOP画像に相応しくないかもしれませんが、タレント画像は禁止のため絵で雰囲気が伝われば嬉しいです。

お気づきでしょうか?記事のタイトルが「成瀬領 萌ポイント」ではなく「『魔王』最終話 成瀬領よ永遠に」ですよ!
いよいよ、記事もクライマックスの最終話です。最後なので真面目に!という気持ちをタイトルで表現しました。
この最終話は語ることが許されるのか?と思うほど成瀬領が神々しくて、文章にするのはためらわれました。
動画や絵で「魔王」の成瀬領を表現することはできても成瀬領の真髄まで理解しているとは言えませんからね。
それもあって、最終話が近づくにつれ文章にすることは恐れ多いと感じていました。
でも今回、覚悟を決めて文字に残すことにしました。←オイオイ そんな大げさなこと?と思うかもしれませんが、
最終話は神聖なものなんですよ、特に成瀬領シンドロームにとっては!(笑)


さて、ここへきて大野智の演技に衝撃を受け、これは神の領域だと感じたのは私だけではないと思います。
そして、演技という点で語るなら、最終話の見所は やはり・・・

木漏れ日の別れ  ←数年前からこのシーンに勝手にタイトルをつけています

芹沢と最後の対決 ←伝説になった息をもつかせぬ Last17分!←呼吸しないと死ぬよ(汗)

この2つが双璧です。

さらにもう1つあげるとすると

成瀬領が致命傷を受けながらも山野の暴走を止めようとしたシーンも必見です。
成瀬領の表情、そしてその一挙一動が心に突き刺さりました。もうやめて!と思いました。
それにしても大人が、TV画面に釘付けになり、ここまでのめり込めるドラマはなかなか無いですよね。

さて双璧のシーンですが・・・

【木漏れ日の別れ】

$「天使の弁護士 成瀬領」VS「天才鍵師 榎本径」

あまりにも切ない別れの場となってしまった木立の風景が印象的なこのシーンです。
そして、無駄に美しすぎる手の映像が「魔王族」を唸らせるシーンでもありました。思わず我が手を見てショック!
それにしても、大野智は手の動きだけで成瀬領の心情を表現できる人なんですね。さすがです!
このシーンでは、しおりちゃんの諭すような言葉に、虚ろな表情を見せる成瀬領が悲しすぎました。
もう、この世で自分の幸せを願うことも感じることも出来ず、愛する人の手を振り払うなんて辛すぎました。
このシーンのしおりちゃんのセリフは日本版オリジナルのものでしたが、とても深い言葉でしたね。
欲を言えば、もう少しゆっくりと噛みしめるように言って欲しかったかなぁ~とは思いますが
成瀬領との年齢差を考えると、彼女の必死さも伝わってきて良かったのかもしれません。
当時、実年齢19歳でしたからね、無理もありません。その健気さもこのシーンも大好きです。



【芹沢と最後の対決】 LAST17分

LAST17分の前に、「今、死ぬわけにはいかないんだ」というシーンもチェックしてください。
血まみれの手で、スーツの前ボタンを掛けて、最後の対決に向かう姿が痛々しくて心を揺さぶられます。

LAST17分では、壮絶なやり取り、もみ合いに目を奪われがちですが、
私は、銃口を向けられているのに安堵の表情を浮かべる成瀬領の心情が悲しくて堪りませんでした。
死を目前に、覚悟を決めたものが見せる最後の表情がこれでいいんだと言わんばかりの表情だとは悲しすぎます。
成瀬領は「僕の人生に失うものなんてとうに無かったんだ」と言いますが、
それは無いでしょう!と思いました。復讐のためにいろんなものから目を背け自ら断ち切ってきたのですから。

芹沢が成瀬領の計画(芹沢に成瀬を殺害させること)の全容を理解し
「俺にはあなたを殺せない」と言った時の成瀬領の戸惑いと失望の表情も辛いものがありました。

「終わらせるんだ」

「このまま生きていては 僕は自分が許せない」

「終わらせるんだ」

「僕を殺してくれ」

この苦悩の言葉と表情はすざましいです。セリフじゃなくて完全に成瀬領の心の叫びになっていました。


その後、拳銃は暴発し本当に事故で芹沢は息絶えますが
「死ぬな~死ぬな死ぬな 死ぬな~」と成瀬領が叫ぶところ・・
ここの、演技が壮絶で 涙 涙 です。
胸が引き裂かれそうに悲しすぎて・・最終話は、ほんの2~3回しか見てません。←十分ですか?

それにしても、死の直前に許し合うという奇跡はあるのですね!←いや、物語だからか!?
「許してくれ僕のことをあなたのことも」
これは直前の芹沢の遺した言葉に対する答えであり成瀬領の最後の言葉でした。

最後と言えば、「最後の手紙」については語らないの?と言われそうですが・・・
それに関する私の考えは全て動画に託しましたので、
ブログ横の「成瀬領 最後の手紙【封印】」を見てくださいね!
大画面はこちらリンクGO「成瀬領 最後の手紙【封印】」

【ハーモニカが鍵】ブルースハープ
成瀬領が芹沢の手に握らせた 弟の形見の品であるハーモニカが印象的でしたね。
ハーモニカはこのドラマの鍵であり運命の象徴であったと思います。
11年前、英雄の殺害時には踏みつけにされ、その後、真中友雄の過去と復讐心の象徴になりました。
最後は、芹沢の掌に託されて二人の魂が許しあったことを私たちに示してくれました。
形見の品ハーモニカにストーリーを象徴させるなんて、深いなぁ~と感心するばかりです。

いやぁ~それにしても、大野智は見事に成瀬領という人物そのものでした。
その素晴らしさ、衝撃、感動が今もずっと心に残り、忘れる事はできません。
大野くん!あなたが、みんなに与えた感動は永遠です! 本当にありがとう!
何年経っても、私たちの心の中の成瀬領は消える事はないでしょう。

成瀬領は永遠なのです!


それにしても、こんなに魂を持っていかれるドラマを他に知りません。
今後、あるとすれば、主演は大野智ですね、きっと!