$「天使の弁護士 成瀬領」VS「天才鍵師 榎本径」
限りなくブラックな榎本径はホントに黒い!(汗)


こちらの記事は、『鍵のかかった部屋』の放送のない地域や海外のフアンのためにあらすじ&ネタバレを含みますのでご了承ください。
あらすじが必要のない方は、感想だけご覧になっていただけると嬉しいです。

【あらすじ】
第10話「硝子のハンマー」前半で警察に身柄を拘束された榎本径でしたが・・・
その後、ベイリーフの久永専務が自白したことによって、晴れて自由の身になりました。
しかし、久永専務の自白には不審な点が多々ありました。そして、真実でもなかったのです。
久永専務は、絶望の淵で諦めの境地に立たされ弱気になっていました。
青砥純子の必死の呼びかけで、久永はようやく青砥に真実を伝え始めることになりました。
久永は社長が横領を行っていた事実と横領したお金は貴金属として社内に保管されていることを明らかにしました。

これが、密室解明の大きなヒントにもなりました。
釈放された榎本径は密室の謎を解くため、例によって模型を制作しあらゆる可能性を模索し始めました。
また、10話のラストで対峙シーンが印象的だった第1発見者の佐藤学に接見し彼の証言の矛盾に気がつきました。
さらには、ベイリーフが誇る介護ロボット ルピナスV の機能に疑問を抱きその謎も説き明かしました。
密室の謎を解くための決定的な物証は次々に揃い ついには、「密室は破れました」の頼もしいセリフが出ました。

芹沢をはじめ、青砥もその謎解きの答えが聞きたくて榎本径ににじり寄りますが
径くんは「明日話します」とそっけない返答でした。(これは意味のあるワンクッションでした)
そして、いつかのデジャブーのようになってしまったわけです。
「でたよ、出ちゃったよ、俺の一番嫌いな言葉が、今言えよ、すぐ言えよ・・・」
また、あの時と同様、芹沢の悔しそうな声が響きました。

一方、芹沢と青砥も密室解明のため佐藤学の身元確認作業をしていました。
芹沢は宿敵(径くんの取り合いで!)鴻野刑事から捜査協力の代償として佐藤学の情報を得ることに成功しました。
結果、佐藤学と思われていた人物は、学ではなくあきらという別人であることが判明しました。

【ネタバレ】
あきらの父はその昔、今回の被害者であるベイリーフの槇原社長と共同経営で事業を展開していましたが
槇原の裏切りにより家庭は崩壊し両親を失いあきら自身も闇金業者に命を狙われるまでになってしまったのです。
どこまで逃げても、食いつかれる生活に終止符を打つように、ある日追っ手のチンピラを殺害してしまったのでした。
しかし、いつまでたっても追っ手はついてくる心の休まることが無い生活に別人になりきることを思いつきます。
引きこもりの同級生 佐藤学の身分を借りてあきらは復讐を果たしたのでした。

槇原社長は横領した金をダイヤモンドに変えて、キャビネット下の隠し扉に保管していました。
ルピナスVが300kgの重量に耐えうる性能なのは、まさに社長室のキャビネットを持ち上げ隠し扉からダイヤを出し入れする為だったのです。


その事を見てしまった、佐藤学(あきら)は槇原殺害時にダイヤも盗み出す計画を立てます。
佐藤学(あきら)は介護ロボットをビルの外から遠隔操作して睡眠薬で眠っている槇原社長の体をルピナスVに運ばせてその頭部を硝子窓に押し付けさせました。
そして、ビリヤードのデッドコンボさながらに、ビルの外側からボーリングのボールを使い硝子窓に打ちつけたのです。
頭部手術をしたばかりの社長には、これが致命傷になってしまいました。
そして、まさに、硝子のハンマーというタイトルそのままの凶器を用いたわけです。

【最後は?】
佐藤学は榎本に全てを見破られ、復讐によって自らが硝子の箱に閉じ込められしまっていることに気がつきます。
榎本の言葉に心打たれるものがあったのか、佐藤学は自首しました。
そして自宅の洗濯機に隠してあったダイヤも押収されました。

$「天使の弁護士 成瀬領」VS「天才鍵師 榎本径」
↑犯人はフフフ 笑っている人よね!


ところが、そのダイヤのうち一袋だけが全てジルコンにすりかえられていました!
そんなことが出来るのは誰なのか?

密室の謎解きは「明日話します」と言ったきり、姿をくらましてしまった榎本径からの連絡は3日も無いままでした。
こうなってくると、芹沢も不安になりました。鴻野刑事の言葉が思い起こされます。
盗難事件の監視カメラにいつもタイミングよく写っている人物は榎本径だったのです。

まさかね!と思いたい芹沢、そして青砥の携帯に着信が・・・・榎本からだった

「榎本!榎本なのか!」と芹沢
「榎本さん今どこにいるんですか?」青砥も興奮気味でした。

慌てる2人に

「今、空港です」


$「天使の弁護士 成瀬領」VS「天才鍵師 榎本径」
↑臨時収入!う~~ん換金したのか(笑)


「臨時収入が入ったもので」とは・・・これまたタイミングが良すぎる


というか、タイミングが怪しすぎました(笑)

そして、この記事TOPのしたり顔での笑みは  そういうことでした。

榎本径は鮮やかに高飛びしてしまいました。法の目をすり抜けて!お見事!


【感想】
ラストは 榎本径(大野智)と佐藤学(玉木宏)の一騎打ちが見ごたえがあってしびれましたね~
玉木さんもオーラがすごいです、さすがNHKの平清盛で主役を食ってしまったと言われるお方です。
瞬間視聴率はいつも、源義朝が叩き出すという妙な現象が起こっているそうです。
7月8日に源義朝のラストがすばらしいということなのでそちらも必見ですね。(私的には、笑)

さて、最後にようやくブラックな径くんが見れて満足です!なぜか成瀬領とLINKして見えて仕方なかったです。
黒髪で悪い顔されるとたまりませんよね、シンドロームとしては!ですよね!(笑)

それにしても、次のドアへ続く終わり方でしたね~続編の冒頭部分が見えてくるようです。
続編はさらに、榎本と青砥に進展があっても良いのではないでしょうか?
原作では、実際に榎本は一度電話を切られてもあきらめずに青砥を食事に誘い出そうと再コールしているくらいですから
感想と言うより、次への期待になっちゃいましたが、進展はあっても良いと思いました。