$「天使の弁護士 成瀬領」VS「天才鍵師 榎本径」
↑キャメロン(チャコジャイアントゴールデンストライプニー)


もう今回は、タイトルがズバリそれ!っていう感じですよ。
犯人は、前記事で予想したとおりでしたし、蜘蛛が~~何匹もご出演というきわどい回でしたね。
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こちらの記事は「鍵のかかった部屋」第4話が視聴できない地域の方にお伝えする内容のためあらすじを含みます。

【あらすじと感想】

今回の事件は、青砥純子のマンションと同じマンションの住人が殺害された事件でした。
名門和菓子店の社長、桑島が今回の被害者でした。
その死因は彼がペットとして飼っていたタランチュラに噛まれたこととされていました。
ただ、一般にタランチュラはそれほどの毒性はないため、噛まれても消毒程度で済むらしいのですが
社長を噛んだのは、世界一の猛毒蜘蛛、クロドクシボクモであったから大変なことになってしまったのです。

榎本径は、桑島社長は蜘蛛マニアであり、クロドクシボクモの危険性も熟知しているはずなのに
あまりにも、その行動が迂闊であることを不審に思いました。

犯人は、蜘蛛に精通した者であるかもしれないという点から考えると、
桑島の友人で蜘蛛マニアの古溝か社長婦人の美香が怪しかったのですが・・・。

謎を解く鍵は沢山ありました
①当初1匹だけと思われていたクロドクシボクモは2匹いて1匹は行方不明であること
②社長が亡くなってから1週間以上餌を与えていないのに、蜘蛛も蜘蛛の餌であるこおろぎも生きていること
③エアースプレーの缶が無造作に捨てられていること
④桑島の一番のお気に入りの蜘蛛キャメロン(毒性は低い)が消えていること
⑤蜘蛛部屋では社長婦人は靴を履いていたこと、古溝も2回目からは靴を履くようになったこと

これらの鍵から榎本径は鮮やかにトリックを解き明かしました。

まず、犯人は毒性の低いキャメロンをガスを使って殺し、その皮をクロドクシボクモにかぶせたのです。
桑島社長はキャメロンの皮を被った猛毒蜘蛛を手で触れ噛まれたものの、まさかクロドクシボクモとは思わなかったので
そのまま放置している間に体に猛毒が回り死亡したのです。(約25分以内で死に至ります)
詳しくは前記事をどうぞリンクGOクモの謎及びその毒性
キャメロンの皮を被った猛毒クモは餌を求めて水槽に入り多勢のこおろぎに襲われその餌となり果てました。
そして、一連のトリックは、完全な密室とアリバイのもと社長婦人美香の手によってコントロールされていたのです。

離婚話が浮上していた折、人の戸籍を汚しておきながら慰謝料で済ませようとした夫が許せなかった妻は
蜘蛛マニアの気持ち悪い男なんて、財産目当てでなければ結婚するわけ無いとまで言い切りました。
美香の極めつけの言葉は 夫は 1万円札キャッシュデスペンサーだと思えばいいって! うわぁ~ですよ!
本当に恐ろしいのは、猛毒蜘蛛よりも金目当ての妻だったという とても恐ろしい話でした。

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【今回の面白ポイント】

芹沢豪が蜘蛛に噛まれた時の慌てる様が可愛かったです!
「噛まれた!」「大丈夫じゃないよ 80人分だろ」「呼んでよ救急車~」と弱り果てた言い方が良かった。
そこで、径くんが「25分間以内に死に至らなければ大丈夫です!」と どS発言でとどめを刺して欲しかった!

$「天使の弁護士 成瀬領」VS「天才鍵師 榎本径」
名誉の負傷写真をにっこり撮影している様子がこれまたチャーミングです。



今回は完全密室だったのでさすがの径くんも「密室は破れました」とは言えませんでしたが
謎が解けた時に青砥純子が榎本径くんの代わりに言ってくれちゃいました。

青砥純子「密室は破れました! ね」←榎本を振り返り
榎本径 「まあ、そうです」
なんていいコンビネーションなんでしょう!! すっきりしました!

さてさて、来週も3人の掛け合いがとっても楽しみになりました。次の楽しみのために1週間乗り切るぞ~