絶対なんて無い

それでも

ヒトは

孤独と希望を

持ち合わせて

胸に背中に

十字架を背負って

生きている


何度も

心の臓に

沢山の刃(やいば)で

傷付けられた…

心を

殺されたら

生きていけない


何かを失うと

同時に

ホンモノを

手に入れて

それが何なのかさえ

疑問に想うけれど

ソレが

今の自分にとって

大切なのか?

必要じゃないのか?

それでも

意味は理由は

本当は

分かりきっているかもしれない


ココロに付いた

透明のシミと

流した

泪(なみだ)

大事に

すくい上げて

ひと粒ずつ

大地に

与えるような

ココロに

種を撒いて

いつの日か

ハナを咲かせられると

信じて

また

泪を流す


咲かせたハナは

彩り

同じハナを

咲かせることは

出来なくても

芽にみえない

溢れ出した

想いと共に

花束にして

ソラへと

舞い上がり

空虚な

青空を

見上げて

風を感じながら

空風を

思いっ切り

吸い込む…


この花束よ…

アナタへ届けと

ココロの中で

何度も

呟き

ソラに

手を伸ばして

掴めなくても

想いと

一緒に

込めた気持ちを

贈りだす


いつか

アナタがくれた

いちりんの

ハナを

想い出して

ココロを

枯らさぬように

生きていけたら…と

教えてくれた大事な

気持ちを携えて

ボクも

誰かに

そのハナを

手渡すことで

沢山の

笑顔のハナを

咲かせることが

出来たら良いのにな…


種は

ずーっと

振り撒き続いて

また

芽が出て

ハナを咲かせる

大地に根付いた

小さな

小さな

息吹を

絶やさぬように

ひとつ

ひとつ

イノチのいちぶを

積み重ねて

また

出逢える日を

夢みて

また

逢いに行くからね…