何年か前のニュースでゴミ屋敷を取り上げられてるのを見た!
家の外から中までゴミだらけ玄関はあるが入れない足の踏み場も無い衛生面でも悪い
火災が無ければ良いと思ったなぜなら逃げ遅れが出るのはわかった
そんな矢先(火災入電中〇〇分署管内一般建物火災〇〇小学校北北東側100メートル付近)
急いで地図を確認して防火衣に着替えて消防車に乗り込んだ
現着した時に目に飛び込んで来たのはニュースで見たゴミ屋敷だった想像以上に活動スペースが無い敷地内に入るのも困難な状況だった
逃げ遅れを確認したところ1所帯2名で逃げ遅れの要救助者が2名いる事がわかった
やはり逃げ遅れが出たかと思った
周りのゴミをどかして活動に当たった
屋内を検索したら風呂場に2名確認し搬送した!
すでに亡くなっていたやるせない思いだった
今まで何百回も出場した中で死者を見たのは初めてだったからだ
今でも現場付近を通ると思いだす

家のゴミはチョットづつで良いので片しましょ
逃げ遅れの元になります
火災出動での失敗と聞かれるとまずは現着の遅れが思い浮かぶ
夜中に出動指令が下り地図を見て指令番地を確認して出動した
指令番地に集中し過ぎて現場の黒煙を見落としてしまった結果、
火災活動場所とは離れた所に部署してしまった
これはマズイと思ったなぜかと言うとホースの本数が増えるとホース内に通る水の摩擦係数が関係してくる為だ
ホースの本数が増えるとチャンとした放水圧力にならないからである当然活動に支障を与えてしまう
後でわかった事だが途上中に指令番地の訂正が無線報告されていたことがわかった
集中し過ぎて肝心な指令室からの無線を聞き逃してしまった
チョットした事で後々大変になる事を思い知らされた活動事案であった
東日本大震災から3年目






当時消防団をしていたので震災の時は火災対応やら救助事案、危険排除で消防の出動が多数入ってきたのを今でも覚えている
その時思ったのは消防団だと活動に限界が有るんだなぁと思ったのは言うまでもない!!
消防団はボランティアなので本職とは違い活動にも制限がかかる
被災地派遣の為の出動もそうだ

震災から消防団の装備品を充実させようとしている自治体も有るみたいだが…
その装備品を今の消防団の考えで装備品だけを立派な物にしても災害が起きた時に有効的に活用できるかは今でも疑問視する

実際に震災の時も消防団幹部から消防人らしかなる言葉が出てき時には驚きを隠せなかった

ボランティアだからやらなくて良い!!

それはチョット違う気がした