パソコンの周辺機器の製造販売をする一部上場企業ワンダーエレクトロニクス。その本社ビルの最上階には、会社の最高意思決定機関、常任取締役会がある。ある日、二人の男が専務の松方健二郎(段田安則)に呼ばれその秘書室に配属される。竜崎ゴウ(唐沢寿明)は、大阪支社で支社長をしていた男。極めて有能で、経営にも口を出せる頭脳派。彼が秘書室長に抜擢された。もう一人、真行寺アユム(反町隆史)は、二枚目の優しい男。東京営業所勤務で、ショールームの女の子たちを持ち前のマスクで仕切っていた。そんな二人が秘書室に配属された真の理由とは。