和歌山県白浜町のコガノイベイホテルで10日に始まった羽生善治王将(39)と挑戦者・久保利明棋王(34)の第59期王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の第5局は午後6時3分、羽生が32手目を封じて1日目を終えた。持ち時間各8時間のうち、消費は久保3時間30分、羽生4時間18分。11日午前9時、再開する。

 久保が3勝1敗とリードして迎えた本局は、三間飛車と居飛車の対抗形になった。1日目は無難に終わるかと思われたが、久保が動いて一気に局面が険しくなった。

 久保は美濃囲いを組んだあと、7六飛~7七角と攻撃態勢を作った。羽生は2三銀~3二金と銀冠に構えるが、まだ完成とは言えない形。久保はここが戦機とみて、6五歩と戦端を開いた。

 解説の畠山成幸七段は「後手の囲いが堅くなる前に、久保棋王が仕掛けました。羽生王将がどう反撃するかが見どころです」と語った。【山村英樹】

 ◇11日夕から大盤解説会

 王将戦第5局の大盤解説会は11日午後5時から東京・将棋会館で。藤井猛九段と井道千尋女流初段が解説する。一般2000円。

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