1年前の今日、

2022年12月1日


23歳の息子が癌告知を受けた日

闘病生活が始まった日


30代位の女性の先生が

少し声をうわずりながら、

「遺伝子の変異により、体の正中線にできる

ナットカルチノーマと言う癌です。」


少し息を吐き、、、

緊張が伝わりました。


「攻撃性が高く、進行性も早く、日本でも症例が殆どなく、治療法も確立されていません、、この病気は発覚した時には、かなり進行している例が殆どで、×⚪︎△、、×⚪︎◻︎であり、、」


ナットカルチノーマ?

癌?

症例ない?

治療法ない?

進行早い?


どんどん私の胸を刺す言葉たちに

先生の言葉がどんどん遠くなり、

時間の流れが変わったような

感覚になりました。


そして

私は息子の顔を恐る恐る覗きました。


目はしっかりと開き、表情を変えることなく、

話しを聞いてました。


後から聞いたのですが、この時

(あぁ、俺、死ぬのかなぁ)

と思ったと言ってました。


私はとても現実に起きてるとは思えなかった。


診察室を出てから、自然と涙が止まらなくなって、息子の前で泣いてしまった。


息子「母さん泣かんでよ。俺、ぜんぜん泣けないんだけど笑。大丈夫だよ。俺、生きるから。」


母「泣いてごめん。もちろん。絶対治そう!」

とは言ったものの、


夢であってくれ。頼むから。


そう思いながら車で家路に向かいました。

もう、頭は真っ白でした。







あれから1年。



早すぎます。




そして、、

息子が亡くなって4ヶ月が経ちました。

寂しいです。

会いたくてたまらないです。悲しい