部品取車のフロントブレーキキャリパーは,ZR750C5が納車された際に取り外して10年以上保管してきたものを,7年前に取り付けたものです。

外観は非常に良いのですが,保管時にブレーキフルードで潤滑されていなかったシール類は変質してしまったようで,ブレーキフルードが滲みました。

 

 

その当時,シールを購入したのですが,いつ公道を走るか分からない部品取車に使うには勿体無いので,保管したままです。
そのため,定期的にピストンとシールの状態を確認しています。
イメージ 1
 
かまぼこ板を挟んで,ピストンを出せるだけ出します。
イメージ 3
ピストンには腐食や錆はありませんので,汚れを落として,CCIメタルラバーをシールに吹き付けて押し戻します。
イメージ 4
ピストンを押し戻したところです。
画像が上下逆になっているのは,全ての作業を撮影していなかったため,左右のキャリパーの作業を組み合わせて載せているからです。
イメージ 2
揉み出しを繰り返して,シールを潤滑したところです。
イメージ 5
一方,リアブレーキキャリパーは,ヤフオクで入手したものです。
今回,ピストンを出してみると,腐食によるメッキの剥がれた傷が,複数見つかりました。
この状態なら,ブレーキフルードが漏れて当然ですし,とても使用できたものではありません。
ピストンとシールの交換が必要なのですが,新品を購入するか,ヤフオクで状態の良いものを探してみるか,思案のしどころです。
イメージ 6