ROLEX MODEL 68274,デイトジャスト ボーイズ

購入日は,保証書で確認すると,平成2年6月2日でした。
当時は,バブル崩壊前の好景気だったこともあり,ボーナスをつぎ込んで購入しました。
丈夫なもので,平成6年8月30日と,平成17年2月1日にオーバーホールをしただけで,故障せずに動き続けてきました。

昨年末,12年ぶりに日本ロレックスのサービスセンターにオーバーホールをお願いしました。
正規代理店で購入したので,今でもオーバーホール料金(部品代は除く)は半額になりますが,それでも,欠けていたクリスタルまで交換したので,8諭吉弱かかりました。
私の小遣いは,ボーナス分だけでなく,蓄えも飛んでしまいました。

オーバーホールから戻ってきた状態です。
ブレスレットを含めた全体を再研磨してあり,まるで新品のように見えます。
画像では,やや金色がかっていますが,実物はステンレスシルバーです。
イメージ 1

どうして,オーバーホールしたかと言うと,長男に渡すためです。
京都の大学に進学し,余程気に入ったのか,そのまま京都に就職して,早いもので3年になります。
先頃,厚生労働省が発表した「新規学卒者の離職状況」では,大学新卒者の3年後離職率が32.4%だそうですから,息子なりに頑張っているようです。

一人の社会人になった息子に,エールを送りたくなったのです。
豊かな暮らしをしている訳ではないので,新品を買い与えることは出来ません。
ですが,父親の左手で27年間,時を刻んできた腕時計で,時の流れと重さを感じて欲しいと思います。
君が生まれた時,初めて君を抱いた父親の左手では,この時計が既に時を刻んでいたのですから。
イメージ 2