ブログなんてやった事ない中年が、

彼女の病気発覚を期に、今日から書き記す。





付き合い始めて、まだ浅い自分と彼女。


色んな所に行くのが趣味の私と、家に篭もり気味な彼女は、休日には水族館や観光地など色んな所に出かける事が定番となっていた。


8月20日。


この夜、21日が休みが合ったので、彼女は私の部屋に泊まりに来る予定だった。


いつも、少し離れた街に車で彼女を迎えに行くのが自分の役目。


仕事も終わり、早く会いたい気持ちが車を速める。



シャワーを浴びて、すぐ出発できるように準備をしている最中、メッセージが来た。



彼女「今日は会えない。明日の休みも会わずに延期にしよう」


………

……

こんなメッセージは初めてだ。

私の頭は真っ白になった。


いつも冗談まじりに似た内容は話すが、どうして、このメッセージを送る事になったのか、彼女の心情を考える。


わからない。

真っ先に、電話をかけた。


自分「どうした?大丈夫?」


焦る声と裏腹に質問攻めになる自分。



別れ話や他の男でも見つけたのかと冷や冷やしたが、どうも話の内容がおかしい。



彼女「仕事終わりにトイレに行ったら、血尿が出たの。」



中年と言えど、まだ30代半。

人生まだまだこれからの歳に、彼女の身体への不安がよぎる。


彼女「体調は悪く無いんだけど、血尿が出るからお泊まりは無しで、明日病院に行ってくる。だから会えないよ。」


そんな事を言われたら、この言葉しか出ない。


自分「じゃぁ、明日は自分が送るよ。任せて!」


彼女「申し訳ないよ!だから家でゆっくりしてて。」


何度かやり取りをして、明日は病院へ送る事になった。




8月21日。


朝早くから彼女を病院へ連れて行くため、5時半頃から身支度をする。


彼女の家までは、高速を使うが遠距離では無い。



7時半過ぎに、彼女宅の、「いつもの場所」に着く。


行く病院は目星は付けていて、走り慣れない彼女の街でもものの10分程度で着いた。


彼女「早く着きすぎたね!でも8時半から開いてるらしいから少し待と。」


自分と彼女は話のウマが合うから、会話はいつも止まらない。


あっという間に時間は過ぎて、クリニックの受付が始まった。


看護師「〇〇さ〜ん」


呼ばれた彼女はトイレで尿検査、数分の診療を受け、ものの1時間半ほどで終わった。


彼女「尿検査からは何も出なかったって!少し不安だけど、もし次血尿だったら泌尿器科行く!」


今回行った病院は内科だから、検査結果に少しの疑いを持ちつつ、今日は遊ぶことにした。



彼女「今日行くはずだった所今からでも行けるかな?」


自分「ちょっとしか時間過ぎて無いから全然行けるね!モーニングして出発だ!


彼女の頭の中は、どれほどの不安があったのだろう。



自分は、彼女を励ますつもりで、ミュージアムとイオン、夜景を見に連れて行った。



いつも彼女を家に送る時、自分は離れるのが寂しくて、つい話し込んでしまう。


今日も深夜まで、彼女を引き止めてしまった。



8月22日。


朝、一も彼女は8時前に、おはようメッセージをくれる。


自分は、出社前の9時過ぎ頃に返信をする流れだ。


そのあとは昼過ぎに一度メッセージを送るのだが、今日は何やら時間が早い。



彼女「また、昨日の夜に血尿が出た。さっき仕事を抜けて検査したら、エコーに塊が見えるんだって。しっかりとした検査は2週間後に予約して来た!」



自分は、怖くなった。


彼女は強がりだから、昨日も平然としていたが内心はどれだけ圧迫されていただろう。


深夜まで連れ回して、彼女の身体の事を考えてあげられなかった。



彼女「歳は若いけど、この先どうなるか分からないから、別れた方が良いんじゃない?」


自分「まだ、死ぬと決まったわけじゃないのに何言ってるの!自分はあなたしか考えられないから大丈夫!」


テレビでも見てるような内容に、気持ちが騒つく。



メッセージのやり取りに拍車がかかり、自分は彼女に愛を叫んだ。



つづく