3週間ぶりのデート。
車が使えなかったので、
待ち合わせは横浜にしました。
プランは・・・昼は港の見える丘公園と赤レンガ、
夜はみなとみらいの観覧車とランドマークタワーの夜景。
みたいなプランを想定してました。
特に夜は外せないと思いつつ、
メールで彼女に行きたいところを聞きます。
『エシッドさんは体を動かすこと好き?
まだノーアイディアなんですが、
思いついたらメールします!』
いつもはあまり希望を言わない彼女が、
いろいろ考えてました。
私はこの気持がすごくうれしく、
あまり考えず、彼女の提案を待ってみました。
そして前日の夜・・・
『自然に囲まれて、のんびり歩きながら
お話できたらいいなと思ったけど、
結局いい案は浮かびませんでした』
おぉ、、、困った!
横浜じゃ「自然に囲まれて」なんて知らない!
『ありがとう、自然が難しいかもしれないけど、
のんびり歩けるところは探してみるね』
と返信。それからしばらくして来たメールに
ちょっと驚いてみたり・・・
『ネットでは井の頭公園や昭和記念公園を調べたり
したんですが・・・』
あれ? 待ち合わせ横浜じゃ???
変えてもいいよって言ったけど、大幅変更??
結局、行先は横浜からならというところで、
鎌倉を選びました。
懸念は彼女が最近行ったり、
すぐに行く予定があったりというところでしたが、
どうにも「小学生以来」とのことでした。
待ち合わせは横浜13時。
3週間ぶりに会うT子ちゃんはやっぱりすごく
愛らしく、、、会った瞬間にもう、抱きしめたいなんて
思っちゃうわけです。
30分くらい電車に乗って、
たどり着いたは鎌倉! 私も実に10年ぶり。
まずは昼食。って14時前に鎌倉でこれから昼食だと
たいして回れないんですけどね。しょーがない。
できる限り食事の時間を短くするため、マックへ。
T子ちゃんはものすごく食べるのが遅いうえに、
量も食べられないので、下手にお店に入ると
軽く1時間オーバーなんですね。
まぁマックでも量を食べられないのは同じわけで、
2つバリューセットを頼んで、ポテトはまる1つ以上
捨てましたね。。。←私も食い切れなかった・・・
マックでガイドブック(当日購入)を開いて、
どこをまわるか簡単に決めます。
彼女の希望・・・江ノ電に乗ってみたい!
ん? 歩くんじゃ?
と思いつつも、こんなプランを考えました。
鶴ヶ岡八幡⇒源頼朝の墓⇒江ノ電⇒稲村ケ崎⇒ビーチを散歩・・・
頼朝の墓は私が好きな場所なんです。
「歩く」がテーマなので、最近愛用の万歩計を
T子ちゃんに見せたら興味津々。このとき確認した歩数3000。
まずは鶴ヶ岡八幡。
お参りをして、、、実はこれが私の初詣。。。
それから2人でおみくじを引きました。
「吉! T子ちゃんは?」
( ̄□ ̄;)
「凶・・・」
なんてこったい。。。
誰ですか? おみくじに凶なんて入れたのは・・・
「ここでお払いになるから、逆によかったよ、
凶をここに置いて帰れてよかったね」
とフォローを入れたモノの、おみくじをひいてしまったことの
後悔は・・・
それから頼朝の墓へ。
ここは森のなかっぽい雰囲気なので、
ちょっと狭いのは否めませんが、
厳かな気持になれて、いい場所だなと思うんです。
T子ちゃんもそんな雰囲気が気に入ったみたいで、
すごくいい顔を私に向けてくれるのでした。
そして鎌倉駅に戻ります。
この日は午後からけっこう暖かく、
彼女は脱いだスプリングコートをずっと
私のいる側の腕にかけていたのですが、
戻る途中そのコートが逆の手に移りました。
私はやっとフリーになった彼女の手を掴んで、
そのまま手をつないで歩きました。
最初がぎこちなく、しばらくすると彼女も
なれたみたいでずっと手をつないでいました。
江ノ電に乗りこみます。
いくつかの駅を超えて、稲村ケ崎へ。
駅を降りると、潮のにおいと波の音・・・
湘南の海はやはりかなり久々で、
気分は盛り上がっていきます。
稲村ケ崎の浜の横にある小高いところにある公園へ。
海を眼下に見定めながら、何枚かの風景写真を撮りました。
何のためって? 当然、T子ちゃんと2ショットを撮るための
準備です。
どさくさにまぎれて写真撮ろうって、自分撮りしてみました。
一発勝負の結果は・・・T子ちゃんはすごくきれいに撮れました♪
が、横は非常にブサイクな表情をした男が映っていました。
ファインダーに2人を入れることに意識を向けすぎましたね。。。
まぁこんな機会はきっとまたあるし・・・
手をつないで砂浜を歩きます。
もう手をつなぐのはあたりまえという認識が
彼女の中にも芽生えているようです。
T子「ねぇ、あれ江ノ島?」
私「そうだよ」
T子「あそこまで歩こう」
そんなわけでとりとめのない話をしながら、
心地いい風、穏やかな波の音、サーファーの活気に
包まれて、それは幸せといってもいいような空気に
包まれて、2人は歩いていくのでした。
(続く)