気が付いた時には…唐毅の腕の中にいた

少飛よりも体温が低くて何故か安心して

3年ぶりに抱かれる喜びと少しの不安だった

それでも…身体は何一つとして忘れていない

囁やく声だけに縋り付くことが出来なくて

少飛はついてゆくだけで精一杯なのに

相変わらず唐毅はほんの少し意地悪になり

やがて…寝室内には濃密で堪え切れない

声だけが…支配する…そして…また始まる