「今日はギバゾルデについて話そうと思います。」とハッタリ。
「ああ、あの。」とミッチー。
「最近話題やね。」とガリハ。
「かっこいいですよね。」とゴットゥーゾ。
「うべ、うべべべべ」とうべべ。
「あれ、結構おいしいですよね。」とオマッキン。
「・・・・」と電池は微笑んでいる。

「皆さんもちろんギバゾルデについてはご存知ですよね。」
「僕はギバちゃんについては相当」鼻の下をこすってから「アツいっすよ。」と得意げなミッチー。
「俺は流行る前から食べてたね。」とガリハ。
「え・・・・・。」
「うべうべ言ってるの飽きてきました。」
「何言うてるんですかハガリさん。ギバったのは俺の方が早いもんねー。」とオマッキン。
電池は六人の顔をきょろきょろと見ている。

「ギバゾルデの化学的性質についてはご存知ですか?」
「そっち方面は疎いんで。」となぜか得意げなミッチー。
「かがく的?化け学の方?」とガリハはクリンチ。
「結構きれいですよね。」とゴットゥーゾ。
「水の中に入れるとばっと広がったり・・・しませんよね、まさか。」
「どっちやねん。」と平凡な突っ込みのオマッキン。
電池は顔中で笑っている。

「特にぱっとした性質はありません。」
「でもねえ、彼、いやギバちゃんはいいとこあるんすよ。」一拍置いてから「アツいんすよ。」と得意げなミッチー。
「お前はまだ、ほんまのギバちゃんしらんねんな。」
「そうですよ。クールですよ、彼。」
「彼?え、あの、食べ物じゃなかったんですか?」
「まあ、ゴットゥーゾは昔からそういうとこあったからな。」とオマッキン。
電池は混乱している。

「実はギバゾルデは実在しません。」
「アツいっすよ。」とミッチー。
「あっあっあっ。」とゴットゥーゾ。
「ほらね。」とうべべ。
「えーーー。」と電池。

「しかし今、ギバゾルデは誕生しました。食べたらおいしくて、アツくて、いい奴で、クールで、水の中に入れたらぱっと広がる、最近話題の物体です。」とハッタリは言った。

一同が静まり返った。

ハッタリは持っていたミスプリントの上になにやら書き付けた。

ボウッという音と共に紙の辺りから大量の白煙が上がって、それが晴れた。
「これが科学の力です!」
「これが」
「ギバちゃん」
「クール。」
「ギバゾルデ・・・。」
「ゾルディック複合。」
「えええええ。」

「私には科学がついていますから。」
ハッタリの眼鏡がキラリと光る。