餅は餅屋、という本当の意味。

九州地方地震により被災された
皆さまには、一日も早く落ち着きを
取り戻されることをお祈り致します。

ファッションの楽しさを伝え、あなたのファッションをブラッシュアップ！
オーダーメイドスタイリスト・バイヤー・神崎裕介のブログへお越し頂き、ありがとうございます。

先日、グループで打ち合わせをした時、

個人様向けにスタイリストをしています

と自己紹介したら、

やっぱり厳しく言うんですか？

なんておっしゃる方が

伺ってみると、その方は
ファッション系の診断サービスを
受けた事があるそうなのですが、
いきなりこれダメそれダメ！と
ダメ出しをされてしまって、

もう二度と受けるものか！

と思ってしまわれたそうなんです

なぜ、そんなやり方するんだろう？

僕は一切そういう手法は取らない、
と前置きした上で、こう言いました。

お金を払って嫌な気分になるって
おかしくないですか？

自分が何がしかのサービスを
受けるとしたら、

今あるもの、今の時点から
どうやって伸ばしていくか？

そういう前向きな話を聞きたいし、
頭ごなしにダメ出しされたら
やっぱりイラっとすると思う（笑）

僕は少なくとも、

怒られるために、

嫌な気分になる為に、

お金を払いたくない。

本当に相手の事を想っていたら、
その人の良さを発掘して見つけて、
ポジティブな気分に導いて、
背中を押したくならないだろうか？

そして、

それは似合わないから捨てろ！

とか、

もう着るな！

とか

そんな切り口しかないのだろうか？

人は、本当にいい物に出会ったら
自然にそっちを選択するようになる。

より好みのレストランを見つけたら、
これまで通っていたお店からは
自然に足が遠のく。

よりイメージの再現度の高い
ヘアサロンに出会ったら、
何としてでもそこに通いたいと思う。

ファッションも、
本当に納得するものに出会ったら
自然とこれまでのものは着なくなる。

僕は経験からそれを知ってるから、
そこに確信があるから、
そういうマッチングに命を賭けてる。

絶対自然にそうなるから。

それを強制的にしか出来ないなんて、
なんて狭量なんだろうと思います。

ファッションにはそういう力がある。

それを我々が信じなくてどうする？

その独りよがりなダメ出しで
ファッションそのものから離れる人
が居る事実を、もっと自覚した方がいい。

たまたまその場には
同業の方も居たのですが、

ファッションを愛してる人は
そういうやり方はしない

という結論になりました。

ファッションが好きで、
専門的にやってる人はそういう
方法論は取らない。

別の事をやっていて、包括的に
する為にサービスに入れとくか、
という人じゃなきゃ出来ないです。

餅は餅屋、という言葉があります。

餅屋さんの餅が美味しいのは、
製法や技術が優れてるから。

だけじゃない。

もち米を知り尽くしてるから、

もち米を大切に扱ってるから、

お餅の美味しさをもっと知ってほしい
と思いながら作っているから、

だから美味しいんです。

僕も、ファッションの悩みを
嬉しい悩みに変える為に、
活動していきます！