顔面紙芝居 | 日々の出来事

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感想など


  
 休日、井の頭公園で、「顔面紙芝居」なるものを観ました。

「男は 自分自身を見捨てて 逃げ出した」
 
 お芝居の中で、このようなシーンがありました。男が夜中、見知らぬ土地で、叫び声を耳にする。声の方をよく見ると、それは拷問されている自分自身の光景だった。怖くなって逃げ出した男は、迷い込んだ小屋の中で、水攻めの拷問を受ける。そのとき、自分自身が扉からそれを覗いているのが見えて、助けを求めるが、もう一人の自分は冷酷にも扉を閉じてしまう・・・

 今回、見たのは「大人向けの部」ということで、内容がけっこう恐ろしいし、シュールな感じでした。
芝居が真に迫るもので、迫力があったせいか、芝居を見て以来、何度か思い出します。
 僕は自分自身を見捨てて逃げ出していないか。もしかしたら今までそういうことがあったかもしれない・・・
これからは逃げ出してはいけない。たとえ、どんなに怖くても、助けられるのは誰よりも自分自身なのだから。

 顔面紙芝居は「ピカ☆いさお 66歳」さんの世界で一人しかいない、芸だそうです。

 YOUTUBEで紹介番組が載っていました。

 厳しい人生、状況の中から生まれた芸のようです・・・。

 井の頭公園におでかけになった際、もし見かけたら、観て行かれるとおもしろいと思います。