「知りたいし、わかってるつもり」
だけど、知らないし、わかってないことが多すぎるのです。
この人、胃がんの患者さんです。
胃がんの人とあまり会わないそうで、
声をかけてこられました。
治療の薬のことはよくわかっていないし、
ステージも知らないし、
がんの冊子も読んでいません。
でも、本人曰く、先生の言うことは、
ちゃんときいているし、主人にも言われたことは隠さないでと頼んであると。
やりたいことだってあるし。
地元の他の病院での検査が、不運にもヒットせず癌細胞がとれなかったのが、
まず、残念なことでした。
腹水もかなり貯留してたようです。
そして転院。
でも、今の主治医から、手術しないで化学療法で治療しましょう、と言われてるの。
手術しないでよかった・・・みたいな発言にショックを受ける私。
それって、手術不能で、ケモで小さくなれば、オペにもちこもうという算段ですよね?
ステージⅣじゃないですか?
そして、セカンドラインへ移行するらしいので、
今のところ、芳しくない成績でしょうか。
でもでも、明るい彼女。
私からは言えませんし、言ってはいけませんが、
ご家族の認識はどうなのでしょうか。
ちっちゃくても、胃がんはとってナンボのがん種です。
彼女が、それこそ、やりたいことがあるしというなら、
本当にはっきりと、現状を彼女にわかりやすく説明すべきでしょうね。
がんになったら手にとるガイド
病棟のライブラリーからもってきて、読んでねと、渡しました。
胃がんの部分は薄いからすぐ読めちゃいますから。
今度、会ったら、
ちょっとあれから前進あるようなら、
またお話したいですが、
変わらなければ、私はウソをつくのも辛いし、
一歩引いて見守ることになるでしょうか。