「介護の日」ゼリーを誤嚥 賠償金2,365万円 | 現役介護福祉士による介護のお仕事解説

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特別養護老人ホームでの介護職の働き方、人間関係、給料やボーナス額まで公開しています。介護保険制度や介護福祉士国家試験についての記事もあるので、介護を目指す方の参考になれば幸いです。

 

みんなで介護について考える日

 

介護職の皆さん、毎日お仕事ご苦労様です。

 

毎年11月11日は「介護の日」ということで、各地で介護に関係するイベントが行われます。

 

なぜ11月11日かというと「いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう」という思いが込められているらしく、「いい日、いい日」にかけて、11月11日が選ばれたんだとか。

 

今回は介護に関係する裁判についてブログを書きました。

 

その中で広島地裁で2023年11月6日に下された判決についても取り上げています。

 

介護施設に入所していた90代の男性がゼリーを喉に詰まらせて死亡。

施設側に責任があるとして、施設を運営する社会福祉法人に 2,365万円の損害賠償の支払いが命じられた裁判です。

 

誤嚥や転倒事故をきっかけに高齢者が亡くなる・・

そんなことは無いに越したことはないけれど、いまの介護現場の状況では正直「いつ起きてもおかしくない」と自分なんかは思ってしまいます。

 

10人の高齢者を介護員1人で食事介助。

夜勤は介護員1人で高齢者20人を担当。

 

1人をトイレ介助しながら他の9人からも目を離すな・・

 

トイレ介助中9人の食事を下げて中断してもらえとでも!?

 

「いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう」

 

11月11日は「介護の日」

 

介護現場の現実を知り、これからの介護についてみんなで考える日にして欲しいですね。

 

 

 

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