介護の生産性向上 1人で4人介護可能に | 現役介護福祉士による介護のお仕事解説

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1人で高齢者4人介護可能に?

 

2021年12月21日の日本経済新聞朝刊1面に「1人で4人介護可能に」「生産性向上へ規制緩和」「政府検討」という見出しで記事が書かれていました。

 

現在の介護施設の人員配置基準「1:3」を「1:4」にして、高齢者4人を1人で介護しよう、それを可能にするためにロボットやIT技術、センサーなどを活用した介護現場の効率化を進めようという記事です。

 

何言ってんの!?

バカなの?

 

ただでさえ人手不足で業務が回っていないのに、減らしてどうするの、もっと増やすべきでしょ!

という長文のブログを思わず書いてしまいました。

日本経済新聞の見出しも誤解を招く書き方をされています。

介護現場では10人、20人の高齢者を介護員1人で介護しているのが現状。

夜勤の時はもっと多くの高齢者を1人で担当します。

人員配置基準の基になっている常勤換算ってのがクセものなんですよね。

その辺も解説しています。

 

介護人材の不足は深刻ですし、社会保障費も増えていくばかり。

だからって現場の介護員にますます負担を押し付けるような政策には断固反対します。

 

 

 

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1人で高齢者4人介護可能に?