フリーウェイの途中にある
マック
うちと都会の
ちょうど真ん中で
休憩にぴったりの
場所。
私
よくマックに行くんだ!
とはあまり言いたくない
ファストフード店だけど
実は
遠出をするたびに
つい寄ってしまう。
注文するのは
いつも
アイスカフェオレ
フレンチバニラ味。
ちょうど
甘いものが欲しくなる
距離。
いつものように
オーダーして待っていると
席まで
おばちゃんが届けてくれて
「その服とバッグ、合ってるね」
と褒めてくれた。
あのマックで
フレンドリーに
褒めてくれるなんて
初めて。
無愛想の塊の
マックだから
余計驚いた。
「これ私が作ったのよ
楽しんで!」
と言って去っていった
おばちゃん。
ん?
いつもより
美味しいような。
甘すぎのとか
薄いのとか
全然混ざってないのとか
マッククオリテイだから
不満はないけれど
いつもより
いいな
と思ってしまった。
そして
次に行った時
またあのおばちゃんに
当たってしまった。
「あー、また合ったね」
とハグするおばちゃん。
やっぱりフレンドリー。
先日の美味しかったよ
というと喜んで
キッチンの同僚に向かって
「私の美味しいって
褒められちゃったよ」
明るいのか
ちょっと
マックっぽくないキャラの
おばちゃん。
そして
次に行った時は
おばさんはいず
ちょっと
ホッとしたりする。
いつも
マックに来る人
って思われるのも
恥ずかしい。
しかし
安定の甘すぎる
カフェオレ。
やっぱり
おばちゃんの美味しいなぁ。
そして
そのまた次の機会
おばちゃんに再会。
最近
会ってなかったね。
美味しいカフェオレが
恋しかったよ!
というと
おばちゃんは
「ほんと!」
と喜んでくれた。
やっぱり
おばちゃんのは
なんか美味しい。
きっと
作り方のマニュアルや
材料は
同じで
味が変わるはずは
ないけれど
おばちゃんという
スパイスで
美味しいんだろうなぁ。
私の味覚なので
信憑性はない。
でも
おばちゃんに会えるマック
割と楽しみだったりするけど
「マックの常連客です」
とは
誰にも言えない。