「これ、もういらないから」
ファンシーな
ボトルに入った
シャンプーとコンディショナーを
置いて
寮に戻った息子。
早速
使ってみると
なかなかいい香り
ありがたく
いただく。
ガサツな私と
違って
息子は
髪、顔、身体と
美容にうるさい。
気に入ったものを
買い
気に入らない時は
私にお下がり
というサイクル。
よく考えると
無駄がないから
結構いいシステム
廃棄する方法が
決まっているというのも
買う時に
ハードルが低くなりそう。
それに
息子が買うものは
私から見たら
まぁまぁの
高級品で
美容に興味がない
私でも
やっぱり嬉しい。
過去にもらった
基礎化粧品のセットでは
自分じゃ買わない
美容液まで入っていて
なんだか自分まで
美容に気にするマダムに
なった気分。
息子の気に入らなかった
ボディソープは
さっぱりしていて
洗い上がりスッキリだけど
香りが男性用なのが
ジムでちょっと
恥ずかしかった。
私自身
若い頃
ニキビで悩まされて
いろんな化粧品や
医薬品
皮膚科にまで
お世話になったから
にきび気質の
息子の
なんとかしたい
って気持ちもわかる。
アキュティンの薬の
お世話になって
今では
ニキビも治った息子だけど
また
ニキビになるのが
怖いのか
いろいろ
気を遣ってるらしい。
もう
ニキビができる
元気もなくなった
私の肌は
何もしないことで
落ち着いている。
化粧落としと
洗顔だけの私に
心配した母が
アメリカに帰る時に
母と同じものを
わざわざ買って
持たせてくれる
SKⅡと
息子の
使い残したもので
私の肌は
できている。