今期の陶芸クラスが
始まってすぐ
一枚の紙を
講師の先生から
渡された。
今期から
お掃除が入らないので
自分たちで
綺麗にして帰ること
と書いてある。
日本だと
これが普通だけど
アメリカには
お掃除をしてくれる人が
どこにでもいて
アメリカの学校で
掃除の時間がないのは
有名。
日本の学校の
体験学習で
初めて
雑巾を渡された息子は
絞り方すら
知らなかった。
教えてなかった
母の責任です。
陶芸クラスは
コミュニティカレッジが
運営する
生涯学習のクラス
物価高の波が
こんなところにも
きたらしい。
もともと
10回クラスで
150ドル
30ドルの
粘土がついて
色をつけ放題の上
焼き放題。
粘土さえ
自分で用意すれば
いくらでも
好きなだけ
窯に入れてくれる。
陶芸好きの
先生だからか
コミュニティカレッジ
だからかは
わからないけれど
受講者には
とってもいい
システムだった。
講習費を
値上げしない分
お掃除を
削ったくらいで済んで
よかった。
と思って
通っていたけれど
意外なところで
不況の波は
忍び寄っていた。
焼き上げた器に
色をつけようとして
釉薬のバケツを見て
びっくり。
バケツの下の方に
2,3cmしか
残ってない。
これじゃ
つけ込みできず
刷毛で塗るしかない。
まだ
これはいい方で
ボトルに入った
アンダーグレイズは
カピカピに
乾燥しているか
下の方に
固まっているかの
どちらか。
使いたくなるような
色味は
全部こんな感じで
残っているのは
誰も選ばないような
色ばかり。
どうしよう?
みんなどうしているの?
と周りを
見渡してみると
やっぱり
自己責任の国だけあって
自分が使いたい色は
自分で買っていた。
さすがです。
クラスから
色がなくなっても
補充されず
自分で
用意しなくちゃいけない。
これって
講習料を値上げしないけれど
隠れた
ステルス値上げなんじゃないかと
勘繰ってしまいます。
こんなところまで
物価高が。
とりあえず
作ってしまった
クリスマスビレッジの
家用の色を
さっさと
買ってきます。