「これどうぞ!」

 

先日泊めた

日本の留学生から

 

渡されたのは

水ようかんセット。

 

こんなに重いもの

持ってこなくても

よかったのにびっくり

 

一年分の荷物を

たった

二つのスーツケースに

詰め込んでくるのに

 

こんな重いものを

持ってくるなんて

 

大学生だったら

 

もっといろいろ

持ってきたいものが

あったはず

と思うと

 

とっても

申し訳ない。

 

それにこれを

わざわざ選んで

持たせていただいた

親御さんも

素敵すぎる。

 

夕食の時

聞いてみると

 

ご家族で

海外在住経験が

あったそう。

 

日本のお菓子が

恋しいと思って

 

わざわざ

水ようかんを選んで

いただいたのかと思うと

 

涙が出るほど

嬉しくなる。

 

手ぶらできても

全然よかったのに

 

気を遣わないで

いつでも

またきてね!

 

息子が来なくてもね!

 

と送り出した。

 

久しぶりの

水ようかん

 

やっぱり夏は

これだよね。

 

大好きだけど

なんせ重いから

 

日本で買ってくるものの

レギュラーからは

いつも外れる。

 

食べたいなぁ

と思いつつ

 

重いゆえ

諦めるしかなかった

からこそ

 

一口一口

よーく味わいながら

いただく。

 

お土産は

面倒くさいから

やめました

 

って言ってた私でも

 

やっぱり

お土産をいただくのは

嬉しい。

 

なんとも

矛盾していて

超絶恥ずかしい。

 

ばら撒くための

とりあえずのお土産は

 

これからも

しないと思うけれど

 

相手のことを考え

気持ちを伝えるために

贈るお土産は

 

これからは

ありかなと

思いました。