コロナの後
日本へ帰ることを
友人に
伝えにくくなった。
外国から
日本に来るなんて
コロナうつされちゃう!
なんて
思われてるかもしれないし
あんまり
迷惑かけたくない
っていうのが
本音。
と言っても
もともと
友達も少ないし
みんなー
会おう!
ってキャラでもないので
そーっと
帰国してたけど
それに
コロナが拍車をかけた。
今年知らせたのは
美容師さんと
その美容師さんを
紹介してくれた友人のみ。
誰かに
誘われたら
喜んで
尻尾を振っていくけど
声がかからなかったら
それはそれで
実家でじっとしてるのも
苦じゃない。
そっと
実家で過ごしつつ
近所のドラッグストアへ
息子と散歩がてら買い物へ。
するとレジで
「もしかしてさん子さん?」
マスク越しで
誰かわからないけれど
名札を見たら
息子の
体験入学時の
ママ友さんでした。
夏だけの
お付き合いだったけれど
田舎の学校なので
授業参観とか
なんやらで
お付き合いが濃かった。
すごく久しぶりなのに
すぐわかったのは
きっと
息子を連れていたから。
田舎で濃い顔は
目立つ。
息子の幼馴染の
近況もわかって
すごい嬉しい反面
世間は狭いを実感。
息子とアイスを
かじりながら
うちに戻ると
Lineにメッセージが。
見てみると
私の幼馴染。
「久しぶり、元気?
今年はこっちに帰ってくるの?
さっき、さん子に似た人
見かけたんだよね」
それ、私です。
近所を歩いてるだけで
発見されるなんて
田舎は怖い
じゃなくて
やっぱり
世間は狭い。
そして夜
また
Lineにメッセージが。
また別の
息子の幼馴染の
ママ友。
「日本に帰ってきてるんですね」
ん?
どこで見られたんだろ?
息子に聞くと
夕飯のお惣菜を買った
デパートで
幼馴染が
バイトしてたそう。
その幼馴染から
ママ友に
伝わった。
思いがけず
ランチの予定が入ったのは
嬉しいごさん。
それにしても
うちの田舎で
こっそり
誰かに見つからないように
帰るのは
まず不可能でした。