ジムからの帰り道
お昼も過ぎてるから
早く帰って
ご飯食べたい。
そんな気持ちが
あったから
黄色の信号なのに
思い切って
左折した。
アメリカの
黄色信号
私の体感だけど
日本より
長い気がする。
黄色で止まっていると
なかなか赤にならなくて
後ろの車に
睨まれてるのを感じる。
なので
黄色になった
ばっかりだったら
余裕で行ける
赤になる前に
行っちゃわないと
と思ったところで
いきなり目の端に
パトカーが
飛び込んできた。
まずい!
一気に
速度を下げたから
最後の方は
赤信号になっていたと思う。
まずい、まずい、まずい。
そっと
バックミラーを見ると
パトカーは
追ってこない。
よかった
このまま振り切って
帰ろう。
ちょっと
道路が混んできて
私の後ろに
無理に割り込む車あり。
後ろの車も
よく入れてあげたなぁ
と思ったら
例のパトカーだった。
ロックオンされた。
どうしよう、どうしよう。
黄色信号での
違反はあり?
罰金いくらだろう?
500ドル?
弁護士雇った方が
いいのかも。
裁判所に行くの
嫌だなぁ。
夫は
死ぬほど捕まっているので
悲しいことに
流れはわかってる。
それでも
罰金は痛い。
混んでいるところを過ぎて
捕まえるのか
もう
生きた心地がしない。
私の後ろに
ぴったりくっついている
パトカー。
もう
捕まえるなら
とっとと捕まえて欲しい。
ドキドキで
胸が痛くなる。
混雑の場所を過ぎて
やっと右折。
振り切って
小道に入っちゃおうか?
とあがきつつ
最低スピードで
走る。
パトカーは
右折しなかったのか
バックミラーでは
確認できず。
よかった
振り切った!
それでも
そろそろ走っていると
左側を
パトカーが
ビューンと
追い越して行った。
やっぱり
まだいたんだ。
でも
サイレンも鳴らさず
さっさと行ってしまった。
よかったぁ。
もう
近づきたくないから
よりスロースピードで
走る。
さっさと行ってね!
やっと家に戻って
安心できた。
本当に
捕まらなくて
よかったけど
警察に
遊ばれていたかのように
追われたなぁ。
何度も消えては
現れるパトカー
ホラー映画より
ずっと怖かった。
これからは
法令遵守で
運転します。