金の価格上昇の
ニュースが気になる。
実は
気がつかないうちに
金を持ってたから。
それを教えてくれたのは
歯科衛生士の
お姉さん。
14、5年前
虫歯の治療後
「これ、売ったら?」
と手渡された
外したばかりの
銀の詰め物。
ん?
どう言うこと?
こんな銀の詰め物が
アメリカでは
売れるの?
わけわからず
きょとんとしてると
歯科衛生士さん曰く
「銀色だから
金に見えないけれど
ちゃんと
金だから大丈夫」
元の虫歯が
大きかったからか
詰められた金も
割と大きかった。
本当に金なの?
それに
こんな口の中に
入ってたもの
買い取ってもらえるなんて
思えない。
金屋さんにも
行ったこともないし
どこで売っていいかも
わからない。
でも
そういえば
近所のモールに
宝石屋さんがあった。
行ってみると
小さく
『金買います』
のサインを発見。
入りずらいけれど
勇気を出して
入ってみた。
銀色の金を渡すと
お店の中に入って
調べているよう。
金でありますように。
はっきりした金額は
思い出せないけれど
結局
10ドルくらいで
売れた。
お金をもらったことより
本当に売れたことに
びっくり。
恥ずかしいけれど
虫歯が多かったから
あと何ヶ所か
銀の詰め物が残ってる。
金の値段が
上がっている今
もしかして
私の口の中に
財産築いているのかも。
日々上がる金の相場に
ちょっとウキウキしてるけれど
歯科医を
替えてから
なぜか
銀色の金を
もらえない。
その歯医者さんだけの
サービスだったのか?
考えると
今でも謎です。
その後も
銀の詰め物から
白いものに
変えているけれど
私の金は
一体何処に?