なかなか処方されなかった
(詰めるだけなのに)
薬がやっとできた。
五日もかかったけど
忘れられなくて
よかった。
薬局で受け取って
まずは
お決まりの
中身のチェック。
これは必ず
お店を出る前に。
ちゃんと入ってる?
自分の薬であってる?
薬が間違ってない?
どれだけ
信用してないの?
ってくらい
厳重にチェックして
ちょうどいい。
もう一回
薬局に来たくないから。
でも
紙袋を開けて
びっくり。
空っぽ?
コンテナに薬が
入ってない?
いやいや
よーく見ると
下の方に
かたまって入ってました。
疑ってごめんなさい。
それにしても
お店の中で
ガッツリ
笑ってしまった。
まるで
誰かが飲んだ薬の残りみたいな
薬の量。
確かに
この薬一粒一粒は
他の薬より
ずっと小さいから
こんなになるのもわかる。
でも
もうひとサイズ
小さい容器も
あったはず。
ちょうど
小さいサイズが
切れていたか
60錠だったから
これくらいの大きさと
見積もりミス?
それに
もうラベルも貼っちゃったし
これでいいか
って感じだったのか
真相はわからないけれど
想像するだけで
おもしろい。
今までは
ちょうど口のところまで
ピッタリ入っていたり
違和感のない量で
収まっていたり
気にしたことは
全くなかった。
薬の量と
コンテナの大きさを
合わせることも
薬剤師さんの
隠れた能力だったのか
と思うと
薬剤師さん
実はすごかったんだ。
衛生的には
どうなの?
って言う意見も
あるけれど
手間もなくて
アメリカチックな
このコンテナ
結構好きです。
握力の問題で
開けづらくなって
きたけれど
イージーオープンタイプも
あるので
歳をとっても
大丈夫。